釣りアナゴでつくった味噌仕立ての椀
昨日紹介した、杉田臨海緑地で釣ったアナゴ(マアナゴ)。
首の後ろにナイフを入れ、活き締め&血抜きをして持ち帰りしたまではいいのですが、アナゴはここからが難しい。上手に捌くのは至難の業なんですな。
とまあ、難しい難しいと嘆いていても仕方がないので、まな板に目から釘打ちして、小出刃でなんとかかんとか開いてみました。
それがこれ。尻尾のほうが特にひどくて、ギザギザになってますな。
正面はもっとひどいのでお見せできません。なんとか開いたら水洗いして、皮のヌルを取るために熱湯をぶっかけます。
アナゴをおいしく食べるにはこの工程が非常に大切で、あっつあつの熱湯をとにかく皮目に大量にぶっかけてください。身に熱が入っても気にしない気にしない。ヌルをしっかり取ることが肝心です。
さてこのアナゴ。天ぷらにするのも煮アナゴにするのもいいですが、今回は椀にしてみることにしました。しかもすまし汁ではなく、味噌仕立てです。
作り方は簡単。ヌルを取ったアナゴを酒塩にして、白焼き。焼いたアナゴを食べやすく切ったら椀に取り、味噌吸い地をはって仕上げにユズを飾るだけ。
出来上がりがコイツ! 開きはひどかったですが、椀はなかなかうまそうな見た目で仕上がりました。
いやあ~、アナゴの味噌汁、これ絶品ですよ! アナゴは旨味と脂の甘みが強いですから、味噌で味をつけたどっしりとしたコク深い汁に、我ながらよく合いました。これがすまし汁だと、汁がアナゴに負けてしまって、クドくなりすぎちゃうんじゃないでしょうか。
また、白焼きにしてあるから香ばしさも加わって、それが味わいを何倍も広げてくれるんですな・・・・・・と自作の椀なのに、熱弁したくなる旨さでありました。自画自賛とはこのこと。
アナゴは捌くのに難儀しますが、その苦労に応えてくれるだけの旨さがありますね。
しかし一点だけ注意。東京湾のアナゴはダイオキシンに汚染されやすいとも言われているので、極端に大きな個体や、大量に食べるのは避けたほうが無難。例えおいしくてもほどほどに。
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