キンメダイの煮付け 金目は顔こそうまい!
煮付けにして一番うまい魚はなにか?
カサゴ、ソイ、カレイ、ギンダラ、マダイなど煮付けに合う魚はいろいろあるけど、キンメダイは限りなくNO.1に近い存在ではないでしょうか。特に、甘辛に関東風の田舎煮にすると最高なんです。
さて、その金目の煮付け、一番うまいと個人的に思っているのが顔ですね。
骨の周りに付いた肉や皮がいい味を出しおるんですな。そこそこ大きな身も付いているし、トロリとした部分もあって、これがまあうまい!
そんな中でも最上級の味わいなのが、目! 目玉の周りのブリブリッとしたゼラチン質です。
たまに目を食べない人を見かけますが、それは、ホンマグロの大トロを残しているのと同じこと。キンメダイの目を食べずして、キンメダイの味は語れません。
この目のゼラチンを甘辛の煮汁によ~く絡めて食べると・・・・・・昇天級のうまさ! ああ、思い出しただけでもヨダレが出てきてしまう。
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顔をキレイに食べてしまえば、これだけたくさんの骨が出ます。すべて軟骨ですね。
こういった骨の周りをいかにキレイに食べるかが、魚食マニアの技量の見せ所。キンメダイの赤い皮がたくさん残っているようではまだまだです。
身を全部食べ尽くしても、まだまだ終わりません。甘辛の煮汁を生卵にイン。
そしてレンジで加熱すること30秒(500W)、ちょっと加熱することで生卵がグンと味が上がります。
よくかき混ぜて温かい銀シャリにかければシメご飯の完成。
これを食べてしまったら、単なる生卵かけご飯には戻れなくなってしまいます。ヒャッホーなうまさです。
煮魚にすると、余すとこなく魚のすべてをいただけるので最高ですな。
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