昨日アップした戸田港・魚重食堂での食レポ（戸田港魚重食堂で深海魚天丼と深海魚刺し身盛り合わせを堪能）。GW中ということもあって13時過ぎだというのに行列していて、少々お並び。

待ち時間、読んでいたのが自由国民社から出版された『食べられる深海魚ガイドブック』。

深海魚料理が名物の魚重食堂だけあって、この本が数冊置いてありました。どれどれと中を見てみると、なかなか充実した内容！

まずびっくりしたのがオールカラーで、深海魚料理はもちろん深海魚そのものも、写真付きで紹介されていました。深海魚なんかの写真版権はとても高く、一枚の使用料が十数万円なんてこともザラ。

なかにはメガマウスなんて超レア深海鮫の写真も掲載してあったから、元編集者としては写真の使用料はいくらぐらいするんだろうかと、魚や料理よりもお金が気になってしまいました。いやしいなあ。

ま、でも、ってことはですよ、使用料云々はともかく、自由国民社としてもかなり力を入れた一冊というか、税込み1,620円という価格はかなりお買い得であるということ。ページ数は96ページながらも、そこら辺の実用書なんかの数倍は制作費をかけて作られていると思います。

金がかかっているだけではなく、前述しましたが内容もなかなか。文章が短く読みやすいから、サラッと暇つぶしに読むぶんにはもってこい。写真がデカイってのも、魚好きにはたまらないポイント。

まあ、ただ、いくら食べられる深海魚を紹介したところで、そもそもレア深海魚は手に入らないですからね。わたしのようなマニア以外にはあんまり意味のない本であることは否めません。

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とは言うものの、一般受けする本ばかりを乱発した結果が今の出版不況ですから、こういった骨を感じる力の入った書籍は超好印象なわけです。こういう本こそ、次世代まで大切に残さなければいけません。

魚好き＆魚料理好きに、久しぶりにおすすめできる書籍を発見しました。

ちなみに本著の中にクロマグロは実は深海魚という記述がありましたが・・・・・・確かにクロマグロの胃袋からはオニキンメといった深海魚が出てくることが知られています。

それはつまりクロマグロが深海まで潜っているのか、それともオニキンメがエサを食べに浅い場所まで上がってきているのか二通り考えられるわけです。

個人的には前者であってほしい。クロマグロが深海にも多く生息しているとするならば、現在漁獲されているクロマグロはごく一部であるかもしれないわけで、将来的に漁獲規制などの必要が無くなるかもしれません。

300kgクラスのクロマグロを、深海から引っ張り揚げることができるかはわかりませんが。

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毎年エンジョイしているGW釣行。今回は西伊豆・戸田港で釣りをしたので（GWに西伊豆・戸田港釣行）、戸田港といえば楽しみにしている食事があります。

伊豆半島随一の名店・魚重食堂です。さすがに行列ができていました。超有名店ですからね。
 

魚重食堂はずいぶん久しぶり。昨年の11月頃、休店していたので約1年ぶりの訪問となりました。まともに魚が釣れないのだから、この店でうまい魚をたらふく食べたいわけです。

魚重食堂の正面構え。いかにも港の食堂という感じでうまそうです。
 

戸田港はタカアシガニやキンメダイを始めとして、底引き網などでたくさんの深海生物が漁獲されるよう。なのでこの店の売りはそれらを使った深海魚料理。珍しい魚がリーズナブルに味わえます。

なので、都心じゃあまず食べられない新鮮な深海魚が楽しめて、「わざわざ戸田港まで来た甲斐があったぜ！」という気分にさせてくれます。Maioka FC 的にももっともおすすめしている食堂といえます。

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まず注文したのは深海魚天丼、1,150円。ぐはぁ～、豪華でうまそうです！
 

天ぷらになっているのはメギスやメヒカリ、ドンコなど。この長いのはなんでしょうかね？　とにかく言えるのは、どの魚もクセがなくて淡白だから、油でカラッと揚げる天ぷらにして最高にうまい！

そして魚重食堂の天丼のタレは、甘さが程よく、江戸前天ぷらに慣れた関東人にも非常に食べやすい。魚重食堂に行ったらこれを食べないとあまりにもったいない。

そしてイカの塩辛が食べ放題なのもいいところ。おかわり自由です。
 

わたしは塩辛好きなのでかなりいろいろなところで食べていますが、魚重食堂は甘塩でかなりうまいと思います。甘さは一切入っていないから、酒呑みにもってこい。珍味ゆえ、酒が非常に飲みたくなります。

そして深海魚天丼以外にも、深海魚刺し身盛り合わせを単品注文、確か1,200円。
 

ゲホウことトウジンの刺し身が丸っと一尾ぶん。それにメギスことニギス、チヒロエビですかね？　三種の刺し身がたっぷりと入っています。

魚重食堂といえばこのゲホウの刺し身。姿盛りにされているのが嬉しいですね～。都心では絶対に食べられないお刺し身でしょう！　たくさん漁獲されないでしょうからね。

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お刺し身はもちろんわさび醤油でいただきます。いやぁ～、超うまそう！
 

もうね、ゲホウもメギスも脂が乗っていてとろりとやわらかく、白身魚の刺し身として十分うまいレベルだと思います。噛むほどに味がじわ～っと染み出すし。これは完全に鮮度がものを言っていますね。

それにゲホウもメヒカリもクセが無いくせに良い香りがあるんですな。

深海魚は水分が多いですから鮮度が落ちやすいし、熟成させてしまうと身がやわらかくなりすぎて、ちょっと刺し身にはできなくなるでしょう。

あまりにゲホウとニギスのお刺し身がおいしかったので白飯を追加。
 

深海魚天丼を食べていたのに、しかも大盛りで。どうしても白飯に乗せて食べたいという欲求に勝てませんでした。刺し身ご飯ほど日本人を感じる味わいはないっす。うますぎっす。

うまい魚とうまい米、ああ、なんて自分は日本野郎なんだろう。魚食がやめられません。

ってことで、深海魚天丼も深海魚刺し身盛り合わせも、そして白飯も完食。
 

いやぁ～、最高にうまかったです。超満腹、深海魚を堪能しました。戸田港ぐらいでしかこれほど新鮮な深海魚が味わえないですから、やっぱりお得です。

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ちなみにゲホウは5月10日までということだから、急がないと終わってしまいます。魚好きならこの刺し身は食べる価値は大アリでしょう。うまいし、珍しいですから。

ごちそうさまでした。

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ゴールデンウィークは日本中が一斉に休みになるので、特に道が少ない海辺は渋滞がひどく、1km進むのに2時間なんてことはザラ。

渋滞を避けるためにこの数年は電車釣行をしてきましたが、今回は思い切って車釣行を実施。夜に自宅を出て、釣り場へは深夜着。釣り場で20時頃まで過ごしてから帰宅路につけば、渋滞を回避することができるんじゃないかという計算です。

となると、1日過ごせるだけの包容力のある釣り場じゃないとツライです。魚が釣れるのはもちろん、港でご飯が食べられ、ゆっくりと休憩（仮眠）できる駐車スペースが有り、立ち寄り湯が利用できれば完璧。

そんな港なんて・・・・・・あった、あった、ひとつだけあった！　そう、クラブ活動で幾度も足を運んでいるものの惨敗の連続。しかし、潜在能力は伊豆半島随一ともいえるあの港です。

ということで2015年5月2日、西伊豆の戸田港へ。昨年の11月以来ですから半年ぶり。
 

狙いは今が旬のアオリイカ。戸田港は伊豆半島きってのアオリイカのポイントとして知られていて、餌木師はもちろんヤエン釣り、泳がせ釣りで狙う方が非常に多い。

わたしは夜の間は現地調達したネンブツダイなどの小魚を付けエサにした泳がせ釣りとブッコミ釣り、日中はエギングで狙うことにしました。

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深夜3時、戸田港の新護岸に着。海にライトを当て様子をうかがうと・・・・・・濁っていやがる！　がっかりするほど、東京湾ぐらい強い濁りが入っていました。

暗雲垂れ込める気分、案の定、エサとなるネンブツダイを釣ることすらままならない状態・・・・・・ダメだこりゃ！

なんとかかんとか釣ったネンブツダイを泳がせてみても、アオリイカがエサに乗るわけもなく、夜が明けて序盤戦の終了。しかたがないので一回目の仮眠休憩。

仮眠休憩後、アオリイカを早々に諦めタコ狙い。タコ餌木を底に沈め、ゆっくりとズル引きます。

タコ餌木はヤマシタの「タコもエギ好きやねん」。初投入です。

（※画像をクリックすると販売サイトにジャンプします）

んが、ズニュンとしたアタリすらなくて、時折、海藻が付いてくるだけ。しかし、このタコエギを巻き上げている途中、カマスのチェイスを確認！

大急ぎでメタルジグに付け替えて探ってみると、数投でアカカマスをゲット！
 

スレ掛かりではあったけれど、やりました！　釣り場に着いてから7時間、やっと魚を釣ることができました。本命のアオリイカではなかったけれど。

掛けたメタルジグはダイワ「ファントムII」のブルーゴールド、7g。
 

底付近まで沈めてからのシャクリ上げで掛かりました。ありがとうファントムII！

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んが、その後は続かず。これ1尾で釣果はフィニッシュ。その後、昼飯→再仮眠休憩→エギング＆ショアジギングとやりましたがノーフィッシュ。

しかし、仮眠していた最中にカマスが再びやってきたようで、お隣で竿を出していたご夫婦がぶっとい良型カマスを10本ほど釣り上げておりました。すげぇ～。

ちなみにカマスを鬼釣りしていたご夫妻は、ジグヘッド+アジングワームであったと思います。今、戸田港で釣りをするならカマス以外になし、結論です。

このブログを見ている方でもし戸田港に行かれるのなら、とにかくカマスをお狙いになることをおすすめします。

戸田くんだりまで来て、目ぼしい魚が1尾も釣れなかった相棒オダ マルソウダ。
 

彼は昨年からまともに魚を釣っていません。長い低迷期に入ってしまっているよう。ま、低迷期なのはわたしも同じですが。

そろそろクラブ活動で良い釣果を出したいものです。今年はショアジギングも始めたし、ジグとカゴの二刀流で楽しい回遊魚釣りができるはずだと思うんですけどね。

次回に頑張ります。

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2014年3月29日、西伊豆・戸田港は釣り人に厳しかった・・・・・・
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