ムシガレイ(水ガレイ)の姿揚げ
連日の食レポ投稿です。今回は魚屋で買った魚から。
戸塚駅の魚屋で買った水カガレイ。30cmオーバーの良型で189円という安さ!
“水”という字に気が引けましたが、値段が安いということは旬でたくさん獲れたから。マグロ以外の魚は値段が安いほうがうまい、これは常識。
水カレイとはなんぞやと思っていましたがパックから取り出してみると、正体はムシガレイ。
ポツポツポツッとある虫食い模様というか、個人的には根性焼き模様と思っている丸い斑点が特徴ですね。そうかそうか、水カレイ=ムシガレイなら勝手知ったる物なので、姿揚げにしておいしくいただけます。
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まずはウロコ取り。両面に細かいウロコがびっしりあるのでしっかりと。
ま、どうせ揚げちゃうので多少のウロコが残っていても問題はないと思うんですけどね、ついつい丁寧に取ってしまうのは性格が細かいのかしら。それとついでにウロコ掻きでヒレもシャカシャカして、汚れを落とします。姿揚げはヒレがうまいですからね。
ムシガレイは鰓蓋から包丁を入れればエラと内臓が簡単に取れます。
念のため裏側からお腹に包丁を入れて、腸の除去残しがないかよく確認。このカレイは雄で白子が入っていたのでそこは残しておきました。
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表に十字に飾り包丁、裏に隠し包丁を入れ、全体に塩をしたら下処理の完成です。
塩をしたら15分程度置いて、出てきた水分をよく拭き取ったら、ヒレに粉を付けて低温からじっくり揚げるだけ。低温から揚げることで油はねはしにくいですし、ヒレがバリバリに揚がります。
姿揚げしたムシガレイに大根おろしとネギを乗せたら完成です。
水カレイというほど水分の多いカレイだからこその調理法です。じっくりと揚げてもパサつかず、逆に味が凝縮して断然旨味が増しますね。
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味付けはポン酢です、やっぱり。バリッと揚がっているのでたっぷりかけたほうがいいですね。
まずはヒレから・・・・・・う、うまい! 最高にうまい! 香ばしいだけではなくしっかり濃い味があります。ヒレがこんなにうまいのはカレイならでは。カレイの姿揚げに優るから揚げはそうそうないかも。
ムシガレイの身はこの通り真っ白。ヒレや皮はパリパリなのに身はふっくらしっとりしています。
ムシガレイは独特のクセや風味がないから、単純に身のうまさが味わていいですね~。時にカレイの身はイソメといった虫エサ臭さを感じたりもするんですが、ムシガレイはそれがない。
飯のおかずというよりも、酒の肴に最高です。こんなにおいしい魚が189円、安すぎる!
硬い頭だけ残してすべて完食。頭は細かく刻んで猫にあげます。
いやぁ~、おいしかったです。これだけおいしいのならもう一尾買っておけばよかったです。安くて良い魚を手に入れられる機会はまさに一期一会。また出会えるかはわかりませんね。
こうおいしいカレイを食べてしまうと、最後にカレイを狙って竿を出したくなります。明日は出せるかなあ。非常に微妙な状況です。
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