魚を神経締め にする利点 |
1.死後硬直を遅らせプリプリの食感を保つことができる 2.延髄を断ち切るのが難しい骨の硬い大型魚でも締めることができる 3.力を使わないので慣れれば誰でも行える etc |
解説 |
釣った魚をおいしく食べるのなら、活き締めにするのが一番。魚を即死させることで身の旨味成分を失わずに済むうえ、腐敗しやすい血を抜くことで雑菌の繁殖を抑え、長く新鮮な状態を保つことができる。活き締めされた魚は、そうでないものと比べて明らかに身の弾力があり、刺し身にすれば味が濃くプリプリの食感が楽しめる。 活き締めは、包丁やナイフで大動脈と延髄を断ち切り魚を即死させることだが、神経締めはさらに脊椎のなかの神経を破壊することで、魚が死んだ後に起こる脊椎反射を抑制し、身の旨味成分が飛んでしまうことを徹底的に防ぐことができるのだ。 このページでは、神経締めのやり方を説明するのではなく、神経締めをするための道具の作り方を紹介。釣具店では市販神経締め具が置いてあるが、自作すればお金は数分の一で済むし、魚のサイズに応じた神経締め具をいくつも作ることができる。 PR:DRESS(ドレス)でしか購入できないオリジナル釣り具がたくさんある!まずはチェック! 神経締め具は非常に簡単に作ることができるため、雨で釣り場に出動できない日などを利用して、自作することをおすすめ。神経締め具を自作して、せっかく釣った魚をおいしく処理しよう。 |
神経締め具を 作るために用意 するアイテム |
1.ステンレス線1.2mm 2.使わなくなった中通し円錐ウキ 3.麺糸と爪楊枝 4.金属ヤスリとラジオペンチなど |
アイテム解説 |
ステンレス線は無くてはならないアイテムで、このステンレス線を魚の脊椎に通すことで神経を破壊して神経締めを行う。ステンレス線の太さは1.2mmがちょうどよいと思うが、大型魚を想定するならもっと太くても問題ない。中通し円錐ウキは神経締め具の持ち手として利用する。他に最適な持ち手があるなら、必ずしも円錐ウキである必要はない。 麺糸と爪楊枝は、円錐ウキに固定しただけではプラプラなステンレス線を固定するために使う。無くても構わないが、あったほうがいいだろう。金属ヤスリなどはステンレス線を加工するために必要な加工具だ。 |
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神経締め具を 作るための手順 |
1.金属ヤスリでステンレス線の先を尖らせる 2.ステレンス戦のもう片方の先を折り返し曲げる 3.円錐ウキを先を尖らせた方から差し入れ、折り返し部を円錐ウキの中に埋め込む 4.折り返し部を埋め込んだ方の逆の穴に爪楊枝を差し込み、麺糸で固定したら完成 |
解説 |
1.金属ヤスリでステンレス線の先を尖らせる まずは神経締め具を魚の脊椎に挿入しやすくするために、金属ヤスリでステンレス線の先を尖らせる。 特別鋭くする必要はないので、ある上記画像のように程度先が尖ったらOK。 2.ステレンス戦のもう片方の先を折り返し曲げる 今回使用したステンレス線は1.2mmと細いのでラジオペンチで簡単に折り返し曲げることができる。先から大体1cm程度の部分を曲げるとよい。 PR:消費税が掛からず、中古釣り具がお買い得!釣り具の購入予定があるならヤフオクもチェック! 3.円錐ウキを先を尖らせた方から差し入れ、折り返し部を円錐ウキの中に埋め込む 持ち手の円錐ウキにステンレス線を埋め込むには、折り返し部のてっぺんをラジオペンチなどで優しく叩いて埋め込むとよい。あまり強く叩き込むと、木製の円錐ウキが割れてしまうかもしれないので注意。 4.折り返し部を埋め込んだ方の逆の穴に爪楊枝を差し込み、麺糸で固定したら完成 ステンレス線の折り返し部を円錐ウキに埋め込んだら、逆の穴に爪楊枝を差し込む。麺糸で爪楊枝を固定するため、ビニールテープで固定すると作業しやすい。 爪楊枝を麺糸でグルグル巻きにしていく。やり方は、ウキ側からグルグルと巻いていき、3cm程度の巻いたら折り返して再度グルグルと巻く。 麺糸は最後ハーフヒッチで仮止めし、仕上げに「タミヤセメント」などの接着剤で麺糸を固着させる。 接着剤が乾いたら神経締め具の完成。爪楊枝のおかげで、ステンレス線がブランブランにならずハリがある。 ロッドケースのポケットに入れて持ち運べば、安全に、しかもステンレス線が曲がること無く持ち運べる。 PR:釣りのDVDも豊富!TSUTAYA DISCAS 1ヵ月間“完全無料”のお試しキャンペーン中! 円錐ウキを持ち手にしたが、円錐ウキを使わず、指が入る大きさに丸く曲げて指入れにしてもいい。また、ちょっと使いにくいが、持ち手も指入れも必ずしも作る必要はなく、先を尖らせたステンレス線だけでも神経締め具になる。 どちらにしても、神経締め具は非常に簡単に製作できるので、市販神経締め具を購入するよりも空いた時間などにチャチャッと作ってしまうことをおすすめする。 |