家系、インスパイア系、大勝軒系、最近では中本を模したラーメンもあると聞く。しかし唯一無二、そこでしか食べられない一杯というものがある。
天下一品だけは他に類がほぼなく、あの味はテンイチでしか食べられないのだ。
こってりラーメン鶏唐揚セット、1,060円。
オリジナルの濃厚ポタージュ！
関東でももはや定番といえる一杯！
ストレート細麺がスープを持ち上げる！
テンイチのこってりはいまさら説明不要のおいしさでしょう。
凄いのはこれだけ濃厚であるのに食べやすいこと。意外に油分は多くないのかも。
それと塩味も控え目で、テーブルにあるタレや辛味噌を加えて自分好みの塩分にしていく。このスタイルもいいですな。
ちなみにだけれど、鶏唐揚は全然大したことなかった。写真にはないけれどウーロンハイも注文したが、半端ない焼酎の濃さにビビった。
ま、天下一品はラーメンこそ、その名の通りってことっすな。ごちそうさまでした。
埼玉県民となってはや一年。しかしまだ、埼玉県民のソウルフードに触れていない、そうロードサイドに佇むあの店だ。
山田うどんである。
山田うどんは埼玉に本社があり、全店舗の半数ほどが埼玉県内に集中している。また、ほとんどの店舗がロードサイドにあって駐車場が広く、車族から重宝されている外食チェーンなのだ。
変わっているのは店名に“うどん”と付いているものの、うどん専門店というわけではなく、麺類、定食、丼、お酒などなどが楽しめ、埼玉県民にとってはファミレス的な存在といえる。
しかし一般的なファミレスと違うのは、店のターゲットはあくまで働く男たちであるため、料理にチャラさはほとんどなく質実剛健、味とボリューム、値段に優れた逸品揃いばかり。
しょうゆラーメン、390円。
懐かしいラーメンとはまさにこのこと！
和風を感じさせてくれる甘めの味わい！
しょうゆラーメンがうまいと聞いていたから試してみたが、噂通りのおいしさで一安心。万人受けする味というのはまさにこの一杯のことでしょう。
飛び抜けた要素はなく、かといって王道の醤油ラーメンならではのおいしさは外しておらず、和風を感じさせる甘みという個性があってGood！
この日は朝に食べたのだけれど、胃もたれすることなくすんなり食べられる優しさがあったな～。
ちなみにラーメンのお供は朝限定のミニ納豆オクラ丼。ミニと言っておきながらも飯の量はかなりあり、ラーメンと一緒だとボリューム満点ですよ、びっくりした。
昔ながらのしみじみおいしいラーメンを食べるのなら、山田うどんはおすすめです。
すっかり山岡家中毒です。
初っ端は店内に充満する豚骨の臭気に圧倒されてしまったけれど、最近では臭い店舗に当たった時ほど「よっしゃ！」となるから不思議。
山岡家は、店内の臭気が強いほど、豚骨スープの獣感が強いっすから。
塩ラーメン中盛+ランチ丼、
ほうれん草トッピング、970円。
スープの獣感がダイレクト！
予想以上にコクのある塩！
豆板醤との相性がこれまた最高！
いやぁ、うまい！ うまいっす！ 山岡家の塩！
この日行った店舗は臭気強めだからスープも強め。醤油や味噌と違って塩だと獣感が強く出すぎてしまうかなと思ったけれど、そんなことはなかった。
スープの主役はあくまで塩で、コクある塩味が効いている。つまりはうま味調味料が効いているってこと。
とはいえ塩は塩だから、醤油や味噌よりも獣はダイレクトに感じられ、気に入った。これからは塩も頼もう！
また豆板醤の塩気と辛味がよく合いますな。最近の家系は洗練されているぶんスープが弱く、豆板醤を加えると風味が圧倒されてしまうことが多い中、山岡家は良い味変となる。
3回行くとハマると言われる山岡家、完全にドハマリ中でござい。
