うまい家系ラーメンが猛烈に食べたい。季節が暑くなればなるほど、汗をかいた喉がラーメンの塩っ辛さを求めてしまう。
この日の営業先は千葉県。向かう途中に家系の名店がある。
家系ラーメン王道いしいである。
店主の石井洋介氏が王道家での修行を経て、グループとして2017年に独立してオープン。店内は相当に広く、そして清潔。石井店主を始めとして、接客が非常に心地よいのも特長ですな。
テーブル調味料は非常に充実している。各種ニンニク、生姜、酢、コショー、ライス用のニンニクなんてものもある。
チャーシューメン３枚850円+
青菜100円+半玉子まぶし100円、計1050円。
直系の味を継承するキレキレ豚骨醤油！
微スモークチャーシューが丼で香る！
自家製麺は歯応えも香りも強い！
いやあ、うまい！ こりゃうまい！ 王道家グループは直系ではないけれど、本家の味はしっかりと継承されている。もう文句なしですね。
相当に強い旨味だけれどクセというものが一切なく、醤油ダレのキレがまた素晴らしく、強烈な印象を与えてくれる。
スープに地力があるから味変をしても軸がブレず、味や風味が乗算されていく。仕事中だからニンニクは控えたけれど、生姜にトウガラシペースト、ラーメン酢を入れて楽しんだ。
そしてスモークチャーシューの香りが丼で主張し旨味も濃い。意外にレア加減は低めだけれど、問題なくおいしい。高水準の逸品だから、追加トッピングしないと逆にもったいない。
青菜はホウレン草と小松菜のミックスでうまい。香りも食感も強く、明らかに冷凍物じゃない。新鮮なものを茹でているんだ。これが100円でトッピングできるのは安い。
玉子飯は形の悪い味玉を加工しているんだと思うが、それだけではなく何か独特のタレも絡められているように思った。焼き肉のタレ的な香りを感じた。もちろんこれも最高にうまい。
麺は中太ストレートタイプ。
硬めで注文したからグイグイッとした強い噛みごたえが心地よい。スープを吸うほど性格が優しくなるけれど、最後までダレることはなかった。
直系と王道Gでの最大の違いはこの麺。直系は有名な酒井製麺のもので、王道Gはオリジナルの低加水中太麺だ。
歯ごたえの強さや香りは王道Gのほうが上であるが、ふっくらモチモチしているのは酒井製麺のほう。どちらも甲乙つけがたいおいしさである。
王道いしいなら最高においしい家系ラーメンを食べられる！ 超おすすめ！
