今年に入ってから家系のレッド食い（ニンニクを麺に乗っけながら食べる方法）にハマっている。正直なところ、今までそんな食べ方はしてこなかった。
釣り人だからレッド食い自体は知っていたのだけれど、ニンニクはスープに溶かすものだと思い込んでいた。
さて場所は山岡家、溜まっていたサービス券を大いに活用させていただいてきた。
チャーシュー麺+ホウレンソウをレッド食い。
抜群のニンニクのライヴ感！
スープの風味を殺さずニンニクがほとばしる！
レッド食いをしたらもう戻れない！
豚骨の強い山岡家のスープにニンニクはよく合いますな。レッド食いをすることでスープを汚さず、デフォルトの風味を感じながらニンニクのライヴ感も楽しめる。
山岡家の醤油は少々カエシが弱いから、塩分の濃いニンニクと豆板醤はたっぷり入れてもOK。むしろ調味料をたっぷり入れることが前提の塩梅になっているとさえ感じられる。
チャーシューは言えば炙ってくれ、有料ホウレンソウはたっぷりで温か。だから冬場も冷めずにいつまでも熱々だ。
おいしかった。山岡家の一杯もレッド食いに最適なのだ。
家系とひと口に言っても直系とそれ以外ではだいぶ印象が違う。なので今回は直系の味わいを堪能したく、神奈川県厚木市の厚木家に飛び込んできた。
チャーシューメン+野菜畑
+卵まぶし飯、1,050円。
なんたって野菜のボリュームが驚異的！
チャーシューのうまさは最高レベル！
やっぱり泣ける酒井製麺のうまさ！
どうですかこの野菜の量！ インスパイア系のマシマシぐらいのボリュームがあるんじゃなかろうか。
だからか、醤油のとがりが特徴的な同店だけれど、野菜畑をトッピングすると醤油がかなり大人しくなり、優しい味わいになる。
とがりを期待すると物足りなくなるけれど、優しくなった厚木家の一杯も悪くないなあ。ちなみに野菜はシャキシャキでさ。
そしてチャーシューと酒井製麺のうまさは業界最強レベルか。もうなんの文句もない。
ただただうまい家系直系を食べるのなら厚木家ですな！
おろしニンニクをスープにとかさず麺に乗っけながら食う、家系のレッド食いにハマっている。
レッド中村氏曰く「ニンニクのライブ感」と表現する食べ方であり、そのパンチ力たるや想像を絶する衝撃なのだ。
閑話休題。川越でやきとり（やきとん）を食べた後、近くの家系ラーメンに飛び込んだ。
黒王（ブラックキング）である。
同店が開店したのはここ一年ぐらいで、そういえば新しいラーメン屋ができたなあと思っていた。なかなか足が向かなかったけれど。
店内は狭くカウンターと小上がり少々。食券制。カウンターの調味料はニンニクと豆板醤、酢のみ。横浜の人間としてはもう少し欲しいところかな。
ラーメンライスセット+海苔増し、850円。
個性的な濃度高めのクサウマスープ！
デフォルト注文のみも麺は安定の硬め！
具は特筆するほどのものはなし！
いやいや、なかなかうまいですよ、川越の黒王。どこにでもある家系ではなく、スープの濃度が濃く、獣臭が強めのクサウマ感もあってオリジナリティーが高し。
スープをひと口飲めばグッとくるコクがあって、レッド食いするにはもってこいといえる。ライスだってすすむすすむ。
麺はデフォルトでも十分な硬めの茹で加減で、強いスープとよく合っているな。コシが非常に強いから、時間が経っても麺ダレしないでずっとおいしかった。
具は特筆するものはなかったけれど不満というほどでもない。でもね、具になにか特徴をひとつ出してもらえると嬉しいのだけれど。家系はトッピング重視のラーメンなので。
いや、とはいえうまかった。満足した。
川越で家系を食べるなら黒王ですな！
