盛岡の繁華街を歩いていたら、なんだか賑やかな音楽が。とあるラーメン店の店頭で流れるイメージソングにどうもやられてしまい飛び込んでしまった。
末廣ラーメン本舗盛岡分店である。
調べてみると、この店は京都ブラックで有名は新福菜館の暖簾分け店で、本店は秋田にあるんだという。そのためこの店の一杯を秋田ブラックや盛岡ブラックと言ったりもする。
スープの出汁等は東北の土地柄に合わせた末廣オリジナルながらも、カエシ(ラーメンダレ)は今も新福菜館から取り寄せているんだとか。ブラックラーメンへの強いこだわりを感じますな。
店内はカウンターのみも広く20人近くは入るキャパ。昼の時間帯は半ライス無料のサービスがあってグッド!
中華そば(並)、800円。
肉の旨味が凝縮した極上ブラックスープ!
醤油の香りがとにかく素晴らしい!
デフォルトでもチャーシューたっぷり! ネギは入れ放題!
とにかくね、この一杯は凄いですわ。こりゃ最高! 本当にうまい! まさかうまさに感心まですると思っていなかったから正直驚いた。
スープを飲めば醤油の香りとダシのコクが素晴らしく、かなり鋭い切れ味をしている。魚介系は感じられず、肉の旨味が際立ったシンプルなおいしさが特徴か。
切れ味が良いから、コショーや酢を入れるとさらにシャープな印象になり、味変も楽しい。味変が楽しめることは優れたラーメンの証拠なのだ。
またとにかくアッツアツなのが良い! 丼がまず大きな寸胴で温められていて、寒い東北の地でも絶対に温度を下げないぞという心意気が感じられる。
だから入れ放題のネギをたくさんぶっ込んでもスープの温度が下がりにくく、ラーメンのおいしさは熱なんだと改めて教えられる。
麺はシンプルにストレート中細麺。
麺を持ち上げると湯気がボーボーに立ち上がる。そら写真も曇るわな。
しかしこれだけの熱でも麺はだれにくく、しっかりとしたシコシコ感をキープ。麺自体の特性もさることながら茹で加減も完璧ということでしょう。
そしてチャーシューは薄切りのものがデフォルトでこれでもかと乗っており、もったいぶらずに麺や飯と一緒にガンガン食べ進められるのが良い。ネギと絡まったチャーシューは一段とうまいんだな。
いやいや思いがけずレベルの高い一杯をいただけて非常に満足した。都内にも支店があるようだからいずれ行こう。
盛岡に行ったのなら、末廣のブラックラーメンを試してみては?
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