カンパチの刺し身とホタルイカのぬた
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暖かくなると途端に食べたくなるのがお造りですね。お刺し身は冷えていないと美味しくないので、冬場はちょっと敬遠してしまいます。
昨日は本格的な春を感じさせる暖かさだったので、どうしても刺し身が食べたくなり駅前の魚屋へ。
いい魚はないかなと探していたら、“!!!”と目を引く、大切りされたカンパチの刺し身が売っていました。
これだけのボリュームで780円でした。これはお買い得！ しかも新鮮な千切り大根も大量に入っているし、こりゃ買わなきゃ損ですわ。
やっぱりスーパーよりも魚屋のほうが、魚マニアの心を掴む商品があるんですな。
さて、カンパチの旬は夏と言われていますが、それは天然物の話。夏場は比較的岸近くまで寄ってくるので、定置網や釣りなどでよく漁獲されるんですね。
しかし、このカンパチは値段からして養殖物でしょう。天然物の場合、大体“天然！”などと表記されていて、最近はことさら強調する傾向にあるので。
とはいえ、最近の養殖魚はとてもおいしいし、特にカンパチは養殖物でも味わいがいいことで知られる魚。
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腹側の切り身をお醤油に付けると、パァーッと脂が広がります。
う～ん、うまい！ 刺し身にしてカンパチほど旨い魚はそうそうありませんな。サクサクッとした心地良い歯ざわりに、口に広がる濃い旨味。そして、養殖物特有の強い脂も非常に甘いです。
でも飼料臭さは一切ないんですね～。10年前とは大違いのうまさです。
腹側と背側を食べ比べると、意外なことに腹側のほうがカンパチ特有の歯ざわりが強かったですね。背側もおいしいですが、ネットリとした食感でした。どちらかといえばブリのような。
熟成時間を変えているんでしょうかね？ カンパチを釣ったことがないので、全身がどういう食感なのかよく把握ができていません。まったく、不勉強ですみません。
カンパチと併せて買ったホタルイカは、芥子酢味噌で和えてぬたに。
このホタルイカは、兵庫県産で200円弱程度。富山産じゃなかっただけで値段が半額近かったです。産地が違うだけで、こんなにも値段が違うのかとちょっと驚き。
どちらも浜茹でされていたけれど、味がちがうんでしょうかね？ それともブランド？ ちょっとわかりかねます。
このホタルイカも十分すぎるほど絶品で、酒がすすみます。ぬたって名前はいまいちですが、味はぬたでしか得られない味わいがあるんです。
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釣りは全然ダメですが、春は魚がうまいですね。ま、夏も秋も冬もうまいのですが、お造りがおいしくなる季節ということで、鍋ばかり食べていた冬とは一味違って、季節が感じられます。
そして週末、西伊豆釣行を予定しているので、今年こそは桜鯛を釣ったるぞ!! ・・・・・・いつも目標だけは高めに設定しています。
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