ラーメンもいいけれど、タンメンやパイコー麺、広東麺など、昔ながらの中華麺もまた乙なもの。
子供の頃は今みたいにラーメン専門店はほとんどなく、親のお気に入りの町中華で中華麺をよく食べたっけ。だからどうしたってタンメンなんかが無性に食べたくなってしまう。
最近のお気に入り、坂戸駅から徒歩7分の天き。
ここは町中華というよりもラーメン専門店なのだけど、非常においしいタンメンがいただける。
店内はカウンター5席ほどと小上がりにテーブルがふたつ。卓上調味料は酢やコショー、ラー油など一通りあっていい具合。漫画もそれなりに充実しているけど、表紙はいずれも油っぽい。
この店の絶品タンメンの天きめん、650円。
麺大盛りにして650円だから破格の安さ! ボリュームも相当だし、実にコスパがよろしい。
内容はキャベツやモヤシといった炒め野菜にチャーシュ2枚、メンマが入り、通常はニンニクみじんも乗るけれど昼飯なので今回はパス。
スープは乳化した豚骨スープに背脂たっぷりで、タンメンならではの炒め油の香りもまあまあ効いていて絶品! この店のスープは非常にうまい!
麺はどこにでもある中太麺だけど、硬めな茹で加減が◎。あっつあつのタンメンスープは麺の伸びが早いだろうから、そこんところの計算ができているさすがの腕前。
これはタンメンとして最高レベルというか、私はタンメン発祥の地・横浜出身だからたくさん食べてきたが、今までのなかで天きめんが一番の好み。
あえて言うなら、もう少し油が香ばしくなるとさらにいい。やっぱりタンメンはあのカンカンに熱せられた特有の油の香りがたまらないっすから!
ごちそうさまでした。