侍・細山長司 ノベ竿一本でアラスカのキングサーモンに挑む
わたしは海釣り専門ですが、もっとも尊敬してやまない釣り人が本流釣りという一ジャンルを築いた、“侍”細山長司さん。
細山さんは渓流釣りがご専門で、どんな魚とも竿と糸とハリだけのノベ竿で挑むというスタイルを確立した偉大なる釣り人です。それにワカサギ釣りの第一人者でもあります。
それなのに偉ぶったところが少しもなくて、人柄も含めて非常に尊敬しています。
さて、その細山さんがチャレンジするビッグフィッシュゲームといえば、アラスカでのキングサーモン釣り。
キングサーモンは標準和名をマスノスケといい、日本では北海道の一部で漁獲される程度の希少魚。サケ科のなかではイトウ同様にかなり大きくなりますが、ま、日本では釣りの対象とするにはちと難しい魚です。
しかしアラスカには釣りの対象となるほどのキングサーモンの魚影があり、釣りはフィッシングライセンスを購入すれば誰でもできるようですね。
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細山さんのキングサーモンの自己記録は、2008年に釣り上げた110cmとのこと。
もはや日本で見られるサケの大きさではとてもないですねえ・・・・・・。
それで細山さんがキングサーモンを釣っている動画がないかとずっと探していましたが、オーナーばりのサイトで発見。BS日テレで放映されている「夢釣行」の動画がアップされていました。
ちなみに夢釣行は、関東で見られる釣り番組のなかでは、今もっとも価値があるかなと。市井の釣り人を熱くさせてくれる、リアルに夢のある釣りを多く紹介してくれます。
さてさて、細山さんの本流キングサーモン釣りは、わたしが見てきたどんな釣りよりも繊細かつ豪快です。
キングサーモンのアタリは意外にも小さく、激流の中からアタリを拾うのが難しいうえに、フッキングするのも至難の業。
侍・細山といえどもなかなかヤリトリするに至りません。しかし、いざハリに掛ければヤリトリは豪快そのもの。
人間を川へ引きずり込むほどの引き込を見せるので、ドぶっとい本流竿がとんでもなくしなります。
ノベ竿だから魚の強烈な引き込みを、腕力で受け止めるしかなく、とんでもないド迫力の釣りになります。いやいや、ノベ竿はこんなにも豪快で奥深く魅力ある世界なのかと驚かされます。
釣り番組ウォッチャーとしていろいろな釣りを見てきましたが、これだけの釣りは見たことないですね。もっとデカイ魚を狙う釣りはいくつもありますが、これだけのヤリトリができる釣りはそうそうないでしょう。
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衝撃度でいえば磯でのキハダ釣りと双璧を成すといっても過言ではないかも。磯でのキハダとノベ竿でのキングサーモンは、死ぬまでにチャレンジしてみたい釣りですな。
埋め込みコードがなかったので、以下にこの動画のリンクをつけるのでぜひご覧になることをおすすめします。とんでもなくおもしろいです。
【夢釣行】
・サムライと呼ばれる本流大物師の挑戦 ~アラスカで巨大キングサーモンと勝負~[前編]
・サムライと呼ばれる本流大物師の挑戦 ~アラスカで巨大キングサーモンと勝負~[後編]
※今回掲載した画像はすべて動画のスクリーンショットです。
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