バイ貝を煮貝に

花粉症の季節になってきましたね。まだ鼻にはきていませんが、目がなんともショボショボ。三年前に突如として発症した花粉症ツライなあ~。やたらと眠たいし。

さて、トウダイツブとも言われるヒモマキバイを格安購入。
ヒモマキバイ 

これだけ入って200円です。バイ貝は煮付けにすると最高においしく、しかも安い、庶民派のすぐれもの。これは魚屋で購入しましたが、スーパーなんかでも売られているのを見かけます。

ちなみに、トウダイツブと言われるとツブ貝のように思ってしまうけれど、これは間違いなくバイ貝です。ちなみにツブ貝は唾液腺に毒が含まれているので可食部位は基本的には筋肉部のみ。

一方のバイ貝は無毒なので内臓も問題なくいただけます。なので家庭ではツブ貝ではなくバイ貝を買うほうがいいと思います。ま、関東ではツブ貝はなかなか買えないですけどね。

バイ貝は水から昆布と一緒に煮ます。味付けは酒と薄口醤油だけ
ヒモマキバイを煮貝にする 

バイ貝自体の味が濃いので味付けはシンプルに。わたしは甘味を入れないほうが好きですけど、甘辛く煮付けてもおいしいと思います。

それとわたしは薄口醤油が好きなのでよく使いますが、もちろん濃口醤油でもOK。煮汁は段々と煮詰まってくるので味付けはあっさりとつけてください。

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15分ほど煮て、1時間ほど冷まして味を染み込ませればバイ貝の煮貝の完成。
ヒモマキバイの煮貝 

煮物の場合、冷める際に味が染み込むので煮上がったら少し休ませるといいと思います。貝は味が濃いので、汁に入れっぱなしにしても魚のようには味が抜けたりはしないと思うんです、経験的に。

それと冷ましてから汁を一度こしてやるといいと思います。煮る前にザッと水洗いするんですが、貝の中は意外なほどにゴミが多く入っていて、煮るとけっこうゴミが汁に出るもの。

爪楊枝で上手に取り出すと、バイ貝はこの通りの虎柄です。
ヒモマキバイの中身 

バクッと丸ごと一口でいただきます・・・・・・筋肉部は最高! けれども肝がメチャクチャ濃厚過ぎて、ちょっとホロ苦さがキツイです。

わたしはサザエやサンマの肝など大好物なんですが、バイ貝の肝のパンチはすんごい。もちろんおいしくはあるんですけど、何個も何個も食べるのはさすがにキツイ。

何度もバイ貝は食べていますが、“こんなに肝が濃厚だったっけ!?”と新たな発見。いやいや、魚介類というのは奥が深いですな。

ツブ貝はサザエのように肝を取り出しやすくはないので、意外に貝の中に残ってしまっても問題ないのかも。こんなに濃ゆい肝、さすがにバクバクは食えないでしょう、誰だって。

とはいえ筋肉部のおいしさは貝の中でも最高のもののひとつだと思うのでおすすめです! バイ貝は取り出す際に内臓が途中で切れてしまっても、気にせず食うべし! またひとつ学びましたね。


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