サワラの西京焼き
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ど～ん、なでしこの大敗で気分は沈んでおります。悔しい・・・・・・まさかあんな完膚なきまでに叩き潰されるとは。しかし、この一ヶ月間、なでしこたちのおかげで本当に楽しかった。決勝まで全勝で進んだんだし、よくやったと、日本の誇りだと思います。
こんな悔しい時にはうまい飯をたくさん食う・・・・・・ぐらいしか思い浮かびません。ああ、なでしこたちもうまいものを腹いっぱい食べて、少しでも気分を紛らわせてほしい・・・・・・食欲は出ないかもしれないけれど。
さて、神奈川県産で鮮度抜群のサワラが安く売っていたので、西京焼きにしてみました。
キッチンの魚焼きグリルで焼いたら、ちょっと皮が剥がれてしまいました。皮に付いた味噌もちょいと焦げちゃいましたが、実はわたくし、この焦げが好きなんです。
なので、これぐらいの焦げ具合は許容範囲。ま、ちょっと焦げ過ぎかもしれませんが。串打ちして直火で焼くのもいいんですけど、レンジが脂まみれになっちゃいますからね。
箸を入れてみるとこの通り、脂が程よく乗って真っ白で実にうまそうでした。
いやぁ～、こりゃ鮮度が抜群ですわ！ あまり大きなサワラじゃなかったから脂がジュクジュクというほどではないけれど、焼いてもパサつくことなくしっとり。
あまり大きくないサワラなら、塩焼きよりも味噌漬けの西京焼きのほうが相性がいいようですね。麹の力で身をやわらかくしながらも水分が保たれるからでしょう。
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わざと味噌を薄めに味付けしてあるので、白飯に乗っけて醤油をひと垂らし。
うまい！ 泣ける！ こんな日だから余計に泣ける！ ちょっと味噌の焦げた西京焼きでよかったら、なでしこに食べさせてあげたい、本当に！
また味噌のコクある味と甘さ、そこに醤油のキリッとした香りがよく合います。もう米が進んで進んで、年甲斐もなく大盛り飯をおかわりしちゃいました。
サワラは身の食感がマサバにそっくりですが、決定的に違うのは酸味の少なさ。サバは身に酸味がしっかりありますが（それがおいしいのだけど）、サワラは酸味がほとんどなく脂の甘さがダイレクト。
それと味噌漬けというのは簡単なようで難しく、魚に下味の塩を振るのは当然ですが、味噌の配分や分量、漬け具合、最高のタイミングで仕上げるのは至難の業。専門店があるほどですから。
なので失敗をしないためには、味噌を薄めにして早めに食べてしまうこと。足りない味は醤油で補えばいい、ぐらいの気持ちでいれば、家庭でも十分に美味しい西京焼きが楽しめます。
味噌に漬けて大体2～3日ってとこですか、若い味わいの西京焼きも悪くありません。
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