真子(卵)が絶品! アカガレイの煮付け
相変わらず磯子海づり施設でのカレイ釣りが好調のよう。30cmというアベレージサイズが中心ですが、それでもコンスタントに出ているようです。
羨ましいですなあ~。けれども、イソメを大量消費するカレイ釣りはどうも気が引けてしまって、最後にイソメが余ったからやってみるか!?的な時じゃないと、なかなかカレイを狙うことができません。
だって、一枚300円で、アカガレイの煮付けが出来てしまうんだもの。
頭を取り、真子(卵)が飛び出た状態で売っていました。それを甘っ辛く、焦げ付きそうになる限界まで強火で一気に煮たのがこちら。
カレイは皮が虫臭いというか、イソメと同じニオイがするというか、ならではのカレイ臭(ええ、オヤジギャグです)がするもの。なので、強火で限界まで煮染めることで、皮にだけしっかりと煮汁を染み込ませたわけです。
これがもう、絶品でございます! 短時間で似ているから、身はプリプリでしっとりとしていながら食感がしっかりと残り、皮が味濃く仕上がっているので煮汁が少量でも濃厚ですよ。それに煮汁には自然とトロミがついていますから絡みがとてもいいので。
そして、カレイと言ったらやっぱり真子! カレイの卵の旨さと言ったら最強クラスっす。
プチプチなんだけれどもまとまりがあって、噛むほどに卵ならではの濃い旨味が感じられて。カレイの卵以上にうまい魚卵は存在しないんじゃないかと、そう思うわけです。
最近はちょっと釣りには行けていませんが、旬の味をたっぷりと堪能することができました。やっぱりカレイはうまいっす。ひと段落ついたら、一回マジで狙ってみようかしら・・・・・・。
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ちなみに、以下に作り方を掲載するので、もしよろしければご参照ください。
【カレイの煮付け手順】
1.ヘッドレス状態のアカガレイの中骨に固まる血を歯ブラシで洗い流す
2.水分をよく拭き取り、煮えやすいように切り込みを入れたら、全体に塩を振り15分ほど下味を付ける
3.15分後、アカガレイを酢で洗って塩分を落としつつ、残ったウロコも丁寧に取る
4.フライパンに醤油、酒、みりん、砂糖を入れたらカレイも入れ、ひたひた程度になるまで水を加える
5.カレイに落し蓋をしたら強火で一気に煮る
6.煮汁が煮詰まったら魚を取り出し、煮汁を味見して、醤油や砂糖で味を整えて完成
以上の手順で、このようなテリッテリのアカガレイの煮付けに仕上がります。
すべてがすべてこの煮方がいいわけではないですが、水から煮ることで魚に味が入り、強火で一気に煮上げる事で魚が崩れず、ふっくらと食感良く仕上がります。
強火だとフライパンはこのような状態になりますが、気にせず煮てください。
この状態にしたいから強火で煮るわけですから、軽くアクを取りつつ、気にせず煮ちゃってください。この泡が包んでくれるからこそ、魚をひっくり返さないでも表面まで火を通し、味も付けることができるわけです。
煮汁に使う調味料は適当でOK。最後にいくらでも調整が効くので、醤油と砂糖を入れ過ぎないようにしてください。足し算はできますが、引き算できないですからね、料理は。
冬は煮魚が特別おいしい季節ですから、ぜひお試しを!
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