ミョ~な深海生物大百科

ミョ~な深海生物大百科ミョ~な深海生物大百科

ミョ~な深海生物大百科 

いわゆるコンビニ本ながらも、内容はなかなか充実していて、かなり興味深く読める一冊だと思います。

内容はオールカラーで変わった深海魚たちを取り上げているのですが、深海魚はどれも絵となっており、写真は一切使われていません。

理由は簡単、深海魚の写真は版権がとても高く、もし仮にすべて写真を使用したら、一冊の値段が数千円になってしまうからにほかなりません。

(だから深海魚を扱った書籍は結構な価格がするのだ!)

ただこの本は深海魚たちが精緻にスケッチされているので、絵といってもまったく気になりません。さらに解説は細かいうえにおかしみがあって、とても読みやすく好奇心もそそられます。

ちなみに、わたくし的にはガクガクギョの見た目に胸キュンしてしまいました。

魚マニアの方にはぜひご一読いただきたい一冊です。おすすめです!


Maioka FC 新コンテンツ 釣り具研究所
アイテム1 玉ウキ 
アイテム2 トウガラシウキ 
アイテム3 根魚用クロー 
アイテム4 発泡ウキ 


ミョ~な深海生物大百科

オールカラー ミョーな深海生物大百科―生物界の常識を変えた謎の新種から、巨大なモンスター、生きた化石まで (廣済堂ペーパーバックス)

新品価格
¥580から
(2013/3/17 11:07時点)

ミョ~な深海生物大百科


TSUTAYA DISCAS TSUTAYA DISCAS

釣り具を購入するならAmazon | Comments(0) | Trackback(0)

魚の経済学 市場メカニズムの活用で資源を護る

魚の経済学 市場メカニズムの活用で資源を護る魚の経済学 市場メカニズムの活用で資源を護る
魚の経済学 市場メカニズムの活用で資源を護る 

水産経済の専門家・山下東子教授が、

「職業上は水産経済の専門家であり、日常生活では普通の消費者である筆者が、湧き上がる不安や教わっても理解できない疑問をぶつけながら書いた」

釣りというよりも漁業の仕組みや問題、問題に対しての解決策などをまとめた一冊です。

この本、釣りとはほとんどクロスしませんが、山下先生の説明が実にわかりやすく、かつユーモアに溢れ、誰でも興味深く読めると思います。

そのなかでも特に面白いと感じたところを抜粋します。

「生産者から小売業者までおよそ流通に携わる人々は、消費者の気まぐれな消費行を不可解に思い、不信感を持っている」そうです。なぜかといえば、

「・『地産地消が大事』といいながら、スーパーでは輸入品ばかり買っていく消費者。
・高級な国産魚は都市部の量販店では買わないのに、日帰り観光バスツアーで立ち寄ったお魚センターでは大量に買っていき、しかも『安かったぁ!』などと感激する消費者。
(中略)
・養殖魚や加工食品に含まれる薬品・添加物の有無を気にするのに、『秘伝のたれ』(=原材料の開示拒否)の店でおいしそうに食べる消費者。
(中略)そしてきわめつけは、
・アンケート調査では『少々高くても、安全安心な魚を買いたいです!』と答えるのに、店頭では一番安いものを買っていく消費者」

ばかり、だからだそうです。確かに、言ってることとやっていることが真逆ですね。生産者からしたらいかに一般消費者が信用の置けない存在であるのかよくわかります。

こんな気まぐれな消費者を相手にしなければいけない生産者の方々は、さぞお辛いんだろうなとしみじみと思ってしまいました。わたくしも反省します。

この本、かなり面白いので、ぜひ読んでほしい一冊です。釣りに関する記述も多少はあります。おすすめです!


Maioka FC タックル&アイテム
両軸遠投カゴ釣りタックル 
メバリング専用ルアー 
投げ釣り専用リール&ライン 
シーバス専用ワーム 


魚の経済学 市場メカニズムの活用で資源を護る

魚の経済学 第2版: 市場メカニズムの活用で資源を護る

中古価格
¥1,300から
(2013/3/4 16:44時点)

魚の経済学 市場メカニズムの活用で資源を護る

釣り具を購入するならAmazon | Comments(0) | Trackback(0)

魚との知恵比べ -魚の感覚と行動の科学-

魚との知恵比べ -魚の感覚と行動の科学-魚との知恵比べ -魚の感覚と行動の科学-
魚との知恵比べ -魚の感覚と行動の科学- 

水産学博士の川村軍蔵氏が魚の科学的考察をまとめた書籍で、平易な文章で書かれているので読みやすく、釣り人だったら絶対読んでおいたほうが一冊だと思います。

章立ては、

第1章 魚の知恵と学習能力
第2章 釣られやすい魚と釣られにくい魚
第3章 魚の見る能力
第4章 魚が好む色
第5章 魚が好む音と嫌う音
第6章 魚が好む味と匂い
第7章 ウナギの生体磁気コンパスと回遊
第8章 魚を集める技術
第9章 毒植物で魚を獲る

となっていて、これだけでもこの本がいかに釣り人にとって有用であるかということがわかってもらえるかと思います。

内容は、どこを紹介すればよいのか困ってしまうほど、釣り人にとって有益な情報ばかりなため、その中から3つほど紹介します。

ひとつは、最近、ケイムラカラーなどといって紫外線を浴びると蛍光発色するアイテムがいろいろ発売されています。しかし、すべての魚が紫外線を感知できるというわけではなく、マダイ、ヘダイ、クロダイ、コショウダイなどは紫外線を感知できないようです。

私は両軸遠投カゴ釣りの仕掛けにケイムラウイリーを使っていましたが、マダイには意味のないただの毛であったというわけです。

せっかくケイムラアイテムを購入しても、対象が紫外線を感知しない魚種であったら効果的とはいえなそうです。

もうひとつは魚が好むエサの色というのがあり、釣り人にとって大本命ターゲットであるメジナとクロダイは、同じオキアミでも、特に黄色に着色されたものを好んで摂餌するんだそうです。

最近、マダイ用のネリエサでまっ黄色のものが販売されましたが、この習性を根拠に黄色にしていたんですね。

ということはハリ色も工夫してみると、メジナやクロダイの釣果アップにつながるかもしれません。

そして最後に、ダイワの配合エサシリーズ「アミノX」は、著者の川村軍蔵氏の実験結果をもとに開発されたもので、このアミノXは焼酎かすを利用して製造しているんだそうです。

焼酎かすは、オキアミエキス以上の誘因効果を発揮するのですが、焼酎かすの濃度が強すぎると逆に魚の食いが下がってしまうそうで、「焼酎かすは優れた誘魚剤になり得るが釣りの掛け餌には使えそうもない」と結論付けてます。

そのためアミノXシリーズは食わせエサとしてオキアミも販売されていますが、より効果があるのは配合エサということなんですね。

アミノXは配合エサとして素晴らしく優秀だと思って間違いなさそうです。

ほかにもなるほどと、はたと膝を打つような情報が満載されているので、この本、絶対おすすめです!


Maioka FC 新コンテンツ 釣り具研究所
アイテム1 玉ウキ 
アイテム2 トウガラシウキ

Maioka FC おすすめコンテンツ タックル&アイテム
加工オキアミ、加工アミエビ、加工エビエサ 
海釣り専用エサ箱
投げ釣り専用リール&ライン 


魚との知恵比べ 3訂版―魚の感覚と行動の科学 (ベルソーブックス 4)

中古価格
¥1,119から
(2013/3/1 12:37時点)

釣り具を購入するならAmazon | Comments(0) | Trackback(0)

ラシックス