解説
海の万能エサと呼ばれるオキアミは、付けエサには不凍加工や身の引き締め加工が施されたいわゆる加工オキアミがおすすめだ。不凍加工されたものなら購入後すぐに使用でき、身の引き締め加工がされたものはエサ持ちが良いうえに遠投もしやすくなる。
さらに集魚効果も高められているため、魚の食いが悪い冬場などにも効果的だ。
上記の一覧を見てもらえばわかると思うが、加工オキアミとひと口にいっても実に様々な種類がラインナップされている。クロダイ専用やメジナ専用、さらにはハチミツ漬けやニンニク漬けなどもある。数種類持っていって使い分けてみても面白い。
使いやすい加工オキアミとしておすすめするのが、ヒロキューの生イキくん ツインパックとHAMAICHIのGクリル遠投だ。どちらもオキアミの身が引き締まっていて非常に使いやすい。
ちなみに加工オキアミは劣化しにくいため、余ってしまっても持ち帰って冷凍庫で再保存できる。再保存すると少々ふやけてしまってさすがに開封したてと同じとは言えないものの、それでもただの冷凍オキアミよりは幾分かは使いやすい。余ってしまっても海に投棄せず、ぜひ持ち帰るようにしてほしい。
余った加工オキアミの再保存する方法として、小型のタッパーなどに水分吸収用のティッシュペーパーなどの紙を引き、その上にオキアミを乗せるようにするといい。冷凍してもより上質な状態を保つことができる。
加工オキアミのほかにも加工アミエビ、加工エビエサもある。アミエビはアジやサヨリなどの特エサであり、加工エビエサは剥き身や殻付きなどの種類がある。
アミエビは上記魚種以外にも、食い渋ったクロダイやメジナにも効果抜群で、エサ持ちが高められた加工アミエビならハリ持ちがよく、波で揉まれてもハリから外れることなく魚まで届けられる。
加工エビエサは魚が食い渋っているときには剥き身、エサトリ対策には殻付きといった感じで使い分ければ、より良い釣果につながりやすい。