解説
エサ釣りをするうえで重要なアイテムの一つに、ベイトボックスとも呼称されるエサ箱がある。例えば磯でのウキフカセ釣りでは、バッカンに取り付けるサシエサ入れは手返しの面で重要であり、投げ釣り師にとってアオイソメやイワイソメ(アカイソメ)、ジャリメなどの虫エサを保存するうえで木製のエサ箱は欠かせない物の一つだ。
堤防釣りで使用するエサといえばアオイソメとオキアミが定番のため、セパレート構造のエサ箱が保存しやすい。おすすめはMEIHOのベイトクーラー 203など。
セパレート構造のため2種類のエサを分けられるうえ、例えば虫エサを使う場合は、未使用の虫エサを一方に、使用してカットした虫エサを一方にといった使い方もできる。
また、ヘチ竿とタイコリールを用いた落とし込み釣りでよく使われるエサのカニの保存には、黒鯛工房のサカサ桶は欠かせないエサ箱だ。
エサ箱はそれぞれの釣り、エサの種類によって使い分けるのがベストではあるが、どれか一つというならタカミヤなどから発売されている木製のエサ箱が、使用頻度の高い虫エサやカニなど生きたエサの保存に適しているのでおすすめだ。
釣りエサはプラスチック素材などで厳重に包装されていることが多く、たくさんのゴミが出る。購入した状態のまま釣り場へ持ち込むと、風に煽られ包装が海に飛んでしまうことが非常に多いので、無駄なゴミを減らし、海を汚さないためにも、エサ釣りをする場合はエサ箱の使用を心がけてもらいたい。