Maioka FC 釣魚図鑑

シロサバフグフグ目フグ科サバフグ属

シロサバフグ

釣った場所 神奈川県横浜市・杉田臨海緑地
釣った方法 ルアー釣り(ショアジギング)
釣れるポイント 遊泳性の強いフグのため堤防や磯など、釣れるとなったらどこでも釣れる
毒性 厚生労働省によれば、可食部位は筋肉・皮・精巣、不可食部位は腸・卵巣・肝臓、となっている。
また、厚生労働省は「フグの判別は素人では難しい上、食用可能な部位はフグの種類によって異なるので、素人判断や素人によるふぐの取扱い、調理は危険である」としているので、釣れてもリリースしたほうがいい。
仮に自己責任で食べてしまい、中毒となってしまった場合は、厚生労働省によれば「フグ中毒に対する有効な治療法や解毒剤は今のところないが、人工呼吸により呼吸を確保し適切な処置が施されれば確実に延命できる」ということなので、すぐに119番をし、その旨を伝えるとよい。
見分け方 シロサバフグの近い仲間にクロサバフグとドクサバフグがいる。クロサバフグとドクサバフグの写真素材がないので、シロサバフグの特徴を掲載する。

1.尾ビレ形状は湾入形もしくは弱い二重湾入形であり、尾ビレの両端は白く、下半分は色が淡くなり白っぽい。
尾ビレ形状は湾入形もしくは弱い二重湾入形であり、尾ビレの両端は白く、下半分は色が淡くなり白っぽい
クロサバフグと見分けるには尾ビレで判断するのが一番わかりやすく、クロサバフグの尾ビレの形状は二重湾入形であり、色は全体に黒色であり両端がハッキリと白い。

2.胸ビレは透明感があり、胸ビレ下部が隆起しない。
胸ビレは透明感があり、胸ビレ下部が隆起しない
逆にクロサバフグはヒレ全体が黒っぽく、胸ビレ下部が隆起する。ただし、シロサバフグにも胸ビレが黒っぽく、胸ビレ下部が軽く隆起している個体もある。あくまで目安のひとつとして。

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3.背に小さい棘があり、その棘は背ビレまで達することはない。
背に小さい棘があり、その棘は背ビレまで達することはない
シロサバフグとクロサバフグは背の棘が背ビレまで達することはないが、逆にドクサバフグは棘が背ビレまで達する。尾ビレも胸ビレも、シロサバフグかクロサバフグを示していたとしても、背の棘が背ビレまで達していたのならドクサバフグと見て、絶対に食べてはいけない。

4.腹部は細かい棘に覆われていてチクチクとした触り心地。
腹部は細かい棘に覆われていてチクチクとした触り心地
シロサバフグもクロサバフグもドクサバフグも腹部に刺があり、逆に腹部に棘がないのにサバフグ然とした魚が釣れたら、やっぱり食べないほうがいい。
関連釣行記 杉田臨海緑地でシロサバフグ、釣り場は小アジ祭り
横浜磯子・杉田臨海緑地 釣果はシリヤケイカとシロサバフグ
同科掲載魚 ヒガンフグ コモンフグ クサフグ キタマクラ
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引きの強さ 長い尾をブンブンと振っている魚信が手元に伝わり、掛けた当初はそれなりにいい引きを見せる。しかし、わたしが掛けた個体は、取り込む頃にはヤル気を失せてしまい、リールで巻かれるに身を任せてしまったのでバレたかと思ってしまった。
食べ方 身は無毒であるから食べることができ、刺し身や鍋、塩焼き、天ぷら、唐揚げ、ムニエルなどにするとおいしい。
プロに捌いてもらったら、身はキッチンペーパーなどにくるんで冷蔵庫で保存し、水分を抜くことでグンと旨味がアップするようだ。
ただし、肝は厚生労働省では不可食部位としているので、食べることはおすすめできない。それでも食べるのなら自己責任で。

※フグの素人調理は危険! フグ調理の豊富な経験や資格を持っていないなら、絶対に食べてはいけない。調理はプロに任せること
備考 シロサバフグは魚食傾向が強いようで、ルアーで釣れることも多いようだ。特にメタルジグへの反応が良く、果敢にアタックしてきて体にハリが掛かる。
メタルジグで釣ったシロサバフグ
掲載個体は、メタルジグをキャストし、フォール中に喰ってきた。キラキラとしたものに高反応するのかもしれない。

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シロサバフグも他のフグ同様に歯は鋭く、撮影中に歯でリーダーを切られてしまった。
シロサバフグの歯は鋭くリーダーを簡単に切ってしまう
当然、指などを噛まれれば大怪我をしてしまうし、ボヤボヤしていればリーダーを切られてしまったりするので、釣れたらハリを外してすぐにリリースするなりしたほうがいい。
シロサバフグ釣果履歴

シロサバフグ

2015.09.19
横浜市磯子区・杉田臨海緑地 

シロサバフグ

2014.09.30
横浜市磯子区・杉田臨海緑地 

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