一緒に語ろう! ~あるテーマを語り尽くす座談会~

第17回 夏場の釣りについて ~暑さ対策は万全に!~

  • 司会:友人・小村
  • 論客:佐藤 オキアミ、オダ マルソウダ
  • 収録:2013年7月某日 東京神田タイ料理店・ブルーパパイヤにて

ウォータークールタオル

本文の文中に出てくるウォータークールタオル。 夏場の釣りは暑さ対策が必要で、こういったアイテムがひとつあるだけで夏の釣りが圧倒的に快適になる。同じような製品は多数あり、値段も安いため、ひとつ購入することをおすすめする。
また、タオルでほっかむりしたり、帽子を被るのも暑さ対策の基本として非常に効果的。ほっかむりするなら耳も覆ってやり、帽子は麦藁帽子のようにツバの大きなものがおすすめ。ツバが多少邪魔にはなるが、耳がただれたり、首の後ろをひどく日焼けするよりかはまし。
ただし、夏場の日中は太陽が強烈で、どんなに暑さ対策をしても熱中症になる危険がある。竿を出す時間を工夫しよう。

――今回は夏場の釣りについて語ってもらいます。
佐藤 夏といえば鮎だよね! この猛暑の中、水がきれいで冷たくて気持ちいい清流で竿を出す爽快感ったらね、格別ですな。
オダ ・・・・・・、あなた鮎釣りなんてやったことあったっけ?
佐藤 いや、憧れを口にしただけ。言っちゃいけない?
――いや、構わないですけど、あたかも毎年、鮎を楽しんでるみたいな言い方はちょっと。
佐藤 いやいやだからね、こう暑くっちゃあね、海釣りなんかできませんよってことを言いたいわけなのさ。
オダ 日中はどんなに暑さ対策をしても、無駄だね。暑さを諦めて、修行だと思って釣りをするしかないよね。
――都会と海だったらどっちが暑いですか?
オダ そりゃあ都会だろうけど、都会は日がな外にいるわけではないからね。海は風が抜けているから涼しく感じる時もあるけど、太陽を遮ってくれるものがほとんどないからねえ・・・・・・。
佐藤 夏の太陽は凶暴でさ、釣りをしていると段々と前腕がチリチリと焼けていく感じがよくわかるよね。
オダ タオルをほっかむりするにも、耳もちゃんと覆ってあげないと日焼けでただれるからね。ホントにケロイド状になるんだから!
――具体的にはどんな暑さ対策をしていますか?
佐藤 オレはほとんど特別なことはしていないかな。頭をタオルでくるむくらい。最近、日焼け止めクリームを塗るようにしているけど、それぐらいかな。
オダ オレもほぼ一緒だね。飲み水はクーラーボックスの中に入れて、給水は常に冷たいものを飲むようにしているくらいかな。
佐藤 たださ、最近、プレゼントでウォータークールタオルウォータークールタオルってもんを貰ってね。 これ、すごくいいわ! 水を含ませて首に巻くだけでいいしさ、首の日焼けってヒリヒリして一番痛いじゃない!? それが防げるってのがいいよね。
オダ そういえばさ、西伊豆の松崎新堤とか田子港で、パラソルを立ててるおやじがいるよね?
佐藤 いるいる。あれはさすがにマナー違反じゃないかな? そりゃあ一番の暑さ対策ではあるけどね、堤防にパラソルおっ立てるのはよくないと思うなあ。
――それはひどいですね。あと、塩分の補給はしていますか?
オダ 塩分はやっていないね。
佐藤 普段から塩っ辛い食事を好んで食べているからね。むしろ塩分は抜けてくれてラッキーぐらいに思っちゃうな。
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――熱中症はそういう問題ではありませんよ!
オダ 塩キャンディーを舐めるとかでしょ? だってオレたちは海釣り専門だから、嫌でも塩分は自然と取っちゃうよ。仕掛けを作るのに口も使うんだし。
佐藤 飲み水をクーラーボックスの水氷に入れてるんだから、水分補給時にどうしたって塩分はとっているのよ。生臭いやつを(笑)。それにオキアミの尻尾を切るのに前歯で噛み切るしね。
オダ オキアミがそれやってるの見たことないなあ・・・・・・。
――またウソをつきました? 鮎の次はフカセ師ですか?
佐藤 いや、釣り人全体のいち意見を言ったのよ。オレはやらないけど、フカセ師はオキアミの尻尾を切るのに口を使うから、自然と塩分を摂取しているよって。
オダ オキアミの尻尾の話はともかく、オレたちは釣行前には必ず飯を食べるし、しかも塩分濃度の高いラーメンを食べることがほとんどだからね。 塩分はあまり気にしないでも今のところは大丈夫かな。でも塩キャンディーくらいは常備しておいたほうがいいかもね。海水をゴクゴク飲むわけにもいかないしさ。
――あとはスポーツドリンクなども効果的ですよね。
オダ でもね、釣りにおける一番の暑さ対策は日中は竿を出さないってことじゃないかしら。
佐藤 夜釣りから朝マヅメまで、もしくは夕マヅメから夜釣り、元気がよかったら朝マヅメも少しってスケジュールがベストだよね。
――確かに、日中は釣りをやらないってことが熱中症にならない一番の対策かもしれませんね。
佐藤 パラソルを立てるんじゃなく、どこか日陰に入りながら竿を出せる場所があるのなら日中もできるだろうけど、真夏の太陽の下で竿を出すのは無理だよ。少なくともオレはね。
オダ 夏は夜釣りも楽しいからね。オレの好きな両軸遠投カゴ釣りだったらイサキやアジが狙えるし、ブッコミ釣りだったら何が来るかわからない面白さがあるよね。
佐藤 主にウツボだろうけど(笑)。
――そうですね、夏の夜のブッコミ釣りだったらウツボが多いでしょうね(笑)。
オダ いやいや、君たち、ハマフエフキというターゲットがいるではありませんか。
佐藤 え? お前、ハマフエフキを相手にできるようなタックルを持ってたっけ?
オダ いやいや、だからオレもあれだよ、釣り人全体のいち意見を言ってみたのよ。
――ダハハ! また釣り人全体ですか。
オダ まあ、あとは根魚とかね。
佐藤 おお、根魚がいたじゃないの! 春夏秋冬、朝夜関係なく釣れてくれるニクイ奴だよ。
――でも、ずっと釣っていないじゃないですか。
佐藤 釣ってないねえ・・・・・・。カサゴなんて幻の魚だよ。
オダ オレは10年以上釣ってないからね。この夏の間にぜひとも釣りたいもんだねえ・・・・・・。

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