一緒に語ろう! ~あるテーマを語り尽くす座談会~

第3回 上州屋について ~水は地球の命です~

  • 司会:友人ONO
  • 論客:佐藤 オキアミ、オダ マルソウダ
  • 収録:2013年1月某日 神奈川県横浜市戸塚区・上州屋戸塚原宿店駐車場にて

上州屋

この目立つ外装の釣具店が上州屋。日本有数の規模を誇る釣り具販売チェーン店で、全国に200以上の店舗を構える。大型店は品揃えが素晴らしく、しかもメーカー希望小売価格よりも安く購入できる。
本文中にも出てくるGETTや、スズミ、リョービなど上州屋オリジナルブランドが多数あり、これらブランドは他のメーカー品よりもリーズナブルなことが多いため、特に中高生などから高い支持を得ている。
過去には千夜釣行という釣り番組のスポンサーとなっており、釣り文化の普及にも積極的につとめていた。 上州屋

――今回は上州屋について語っていただこうかと思います。
佐藤 上州屋とはまた喋りやすいような喋りにくいような。
オダ カゴ釣りをやるオレらは、あの安いラインでいろいろとお世話になっているよね。あれ、なんていうんだっけ?
佐藤 Dream Catchですね。両軸遠投カゴ釣りを始めたばかりの頃はずっとあれを使ってたよ。
オダ オレなんていまだにだからね(笑)。でも基本的に使い捨てだし、一回しか使わないなら高いラインとあんまし変わらないよね?
佐藤 変わらないってことはないけど、使い勝手は全然悪くないと思うよ。オレの場合、両軸遠投カゴ釣りはどうしてもバックラッシュとかが原因で糸が切れたりするから、予備として必ず磯バックに入れてる。
――意外にも上州屋オリジナル製品ってクオリティーが高かったりしますよね。
佐藤 そうそう、悪くないんだよ! オレさ、高校生の時に買った竿ケースをいまだに使うもんね。あれ、フニャフニャで中の竿が守れないだろうって思うんだけどさ、とにかく軽くて、地磯なんかに行くときは必ず使ってるもん。あれブランド名があったよね?
――GETTですね。
佐藤 そう、GETTだ! 水汲みバケツとかさ、釣り人だったら一度はGETTにお世話になってるよ。
オダ あとさ、上州屋ってコンパクトロッドのデザインが秀逸だよね。
佐藤 上州屋のコンパクトロッドは気品に満ちてるね~。
オダ 赤とか青とか、黄色とかさ、原色をふんだんに使ってあるんだよね。それがかっこいいのよ。まあ、かっこいいってだけなんだけど。
佐藤 でもせめてコンパクトロッドは見た目ぐらいよくないとね。ガイドはすぐ錆びるし。そのガイドがさ、なかなかキュッと極まらないのよ。そのうえすぐにプラプラになるし。いいとこないよ。
オダ いやいや、コンパクトロッドは折れてもいいって思えるから、高い竿だと二の足踏むような場所でもガンガン使えるからね。穴釣りとか、オレはコンパクトロッドだね。あとはブッコミとかね。あれも根掛りして竿をグングンあおったりするから、コンパクトロッドが一番だよ。
佐藤 確かにそうだねえ。そういうシチュエーションはコンパクトロッドの独壇場だよね。
――あと上州屋といえば千夜釣行という釣り番組もやってましたよね。
オダ やってた! 淡水の釣りをやることが多かった記憶があるけど・・・・・・。
佐藤 オレもほとんどおぼえていないんだよなあ。でも上州屋のCMは覚えてる。カツラ丸出しの社長が出てきてさ、滝の前で「水は地球の命です」っていうの。
オダ アッハッハッ、そうそう! ズーズー弁でね。サングラスかけて口ひげ生やしてて。だからさ、テレビで見てたから(横浜市戸塚区の)原宿に上州屋ができた時嬉しくなかった?
佐藤 すごい嬉しかったよ。当時は原チャリでしょっちゅう通ってた。ルアーの取り扱いが豊富でさあ、よかったよお。
PR:釣り具をお買い得価格で手に入れるならヤフオク フィッシング!
――若い頃はルアーマンに憧れてたんですね。
佐藤 もちろんだよお。スズキじゃなくてシーバスって言ってたし、ヒラメじゃなくてフラットフィッシュとか、今だったら鼻につくけど当時はかっこつけて言ってたもん。
オダ アッハッハッ、シーバスはわかるけどフラットフィッシュは言わないわ。なんかさ、雑誌の『ソルトウォーターソルトウォーター』にまんま影響されてるって感じだよね。それとね、上州屋って都内の比較的一等地に出店してない?
佐藤 そうそう、あるある。歌舞伎町にもあるもんね。
オダ オレは新橋店が職場から近いんだけど、明日釣りに行くって時に、エサや仕掛けをすぐに買い足せるからすごい便利。
佐藤 あれは便利だよ。オレは秋葉原と神田をよく利用するけど、金曜日の仕事終わりにエサを買っとけば、翌朝どっかの釣具店に立ち寄らなくてもいいからね。
オダ だから都内の上州屋はさ、もっと釣りエサとか仕掛け類を充実させてほしいよね。正直さ、仕事帰りに高い竿はあまり買わないでしょ? オレ、仕事の帰りに竿を担いで電車に乗っているサラリーマンを見たことないよ。
――確かに。オキアミの種類も思いのほかよくないんですよね。
オダ そうなんだよ。伊豆の個人経営の釣具店のほうが充実してるくらい。
佐藤 仕掛けもあんまり大したことないよ。値段もけっこうするしさ。
オダ でもサビキは気に入ってるじゃん?
佐藤 上州屋のカゴ用サビキは一袋100円程度だし、ソウダガツオがよく釣れるし、大好き。でも最近見かけないんだよなあ。
オダ まあ、常に販売しているわけでもないんじゃないの? とにかくさ、都内の上州屋ではエサや仕掛けを買うことが多いから、その辺のラインアップを充実させてほしいなあ。
――それはぜひお願いしたいですよね。上州屋関係者の皆さん、よろしくお願いします。
佐藤 こんなところで頼んでも無駄だって。このサイトは日に10人ぐらいしかアクセスがないんだから。
オダ でも万が一、上州屋の社長が見ることがあるかもしれないよ。
佐藤 ええ! さっきヅラとか言っちゃったし、それはまずいなあ・・・・・・。そういえばお前もズーズー弁って言ってたぞ!
オダ 少々訛りがおありになる、にお詫びして訂正します・・・・・・。

一緒に語ろう!

第43回 スピニングリールについて

第42回 エコギア パワーワームについて

第41回 渋いぜ、アナゴ釣り

第40回 釣具店オリジナル釣り具は是か? 非か?

第39回 やっぱり凄いよ松方弘樹!

第38回 お刺し身を語る

第37回 クロダイ・メジナ論争

第36回 真冬! 極寒釣り場の過ごし方

第35回 釣り人よ、包丁を握れ!

第34回 最人気釣魚・アジを語る!

第33回 気をつけよう!釣りでの危険な出来事

第32回 自作釣り具のすすめ

第31回 身近な海で釣れるマグロ、キハダについて

第30回 どうしてボウズになるのか?

第29回 日本の捕鯨について

第28回 釣った小魚の利用法

第27回 釣れるハリと釣れないハリについて

第26回 釣った魚の締め方と保存法について

第25回 『釣りロマンを求めて』について

第24回 シガテラ毒について

第23回 魚を掛けるために重要なこと

第22回 東京湾産の魚介類は安全か?

第21回 釣り禁止場所に入る釣り人について

第20回 地磯釣行について

第19回 回遊魚釣りの楽しみ方について

第18回 どうしちゃったのさ牛丼チェーン

第17回 夏場の釣りについて

第16回 根魚は消えてしまったのか!?

第15回 釣りを再開するために

第14回 オキアミについて

第13回 ブラックバスについて

第12回 雨の日の釣りについて

第11回 電車釣行について

第10回 故・大塚貴汪氏について

第9回 PEラインについて

第8回 夜釣りについて

第7回 ウナギについて

第6回 アジ、サバ、イワシについて

第5回 東京湾について

第4回 初競りマグロについて

第3回 上州屋について

第2回 釣行後の食事について

第1回 好きすぎてサバ缶

ラシックス