一緒に語ろう! ~あるテーマを語り尽くす座談会~

第15回 釣りを再開するために ~これから始めようという人にも~

  • 司会:友人・小野寺
  • 論客:佐藤 オキアミ、和田 アン肝
  • 収録:2013年6月某日 神奈川県川崎市川崎駅・とらふぐ亭川崎店にて

両軸遠投カゴ釣りで大サバをゲット

釣りは老若男女が楽しめるレジャーであるが、大物を釣ろうとなるとなかなか簡単にはハリに掛からない奥深さがある。 数年ぶりに釣りを始めようという人、またはこれから釣りを始めてみようという人も、まずは釣りがどんなものなのかがわかる、初心者用の指南書を購読することをおすすめする。 指南書が推奨する釣りから始め、竿やリールの操作が慣れてきたら、やってみたい釣りの専用タックルを購入するとよい。 基本から始めることが大物をゲットする一番の近道だと断言できる。

――今回は最近メンバーに加わった和田アン肝さんからのリクエストで“釣りを再開するために”というテーマで語ってもらおうかと思います。
和田 どうも和田アン肝です。オキアミのブログを読んでいると釣りが楽しそうでね、15年ぶりぐらいに再開しようとは思っているんだけど、どうもね敷居が高い気がするんだよね。
佐藤 例えばどんなところに敷居の高さを感じます?
和田 まずは道具だよね。とりあえずどんな釣りも楽しみたいから万能竿がほしいんだけどさ、種類がありすぎてどれを購入していいかもわからんし、値段もピンからキリまであるしね。
佐藤 なるほど。竿だけじゃなくてリールも必要だし、リールに巻く道糸、ハリやヨリモドシ、ハリスなんかの仕掛け類もあるし、いざ始めようと思っても確かにどれを選んでいいかわからないかもしれない。
和田 そうなんだよ。サビキもやりたいしチョイ投げもやりたいし、たまにはヘチ釣りとかでクロダイも狙ってみたいじゃない? でも種類がありすぎちゃってどれを買えばいいかわからないよね。
――大型釣り具店の品揃えは、それこそ星の数というか、膨大なアイテム数ですからね。
和田 その膨大な中から選ぶってのは至難の技だよ。
佐藤 なるほど~。まず、オレから言えることは、初心者向けの釣りの指南書を読んでくださいってことだよね。だって麻雀を始めようと思っている人間が、麻雀の解説書を読まずにやろうたって、無理だよね。ルールぐらい把握しないとさ。釣りも一緒ですよ。やり方やルール、最初に揃えるべきタックルをあらかじめ学んでおくことが重要だと思いますよ。
和田 それも敷居を感じる。
佐藤 でもゴルフ雑誌は読むじゃない? 一緒ですよ。
和田 そうなの?
――わたしも一緒だと思いますよ。いきなり釣りを始めようと思っても、初心者向けの本を読んでおかないと何をやっていいかもわからないですし、釣り業界独特の言い回しもわからないですからね。
佐藤 そうだよね。オレはいまでも初心者向けの本を読んでいるよ。まずは比較的出版年度の新しい本を買って、よく読み込むことが肝心だと思います。
和田 なるほどね。あとさ、釣りってジャンル分けが細かいじゃない? 魚はなんでも釣りたいんだけど、なんにでも使える竿っていうのはないの?
――それはけっこう難しい質問ですよね・・・・・・。
佐藤 難しいねえ。まず、どうして釣りが細かくジャンル分けがされているかというと、例えばメバルって身近なターゲットじゃないですか?
和田 横浜は多いよねえ。オレも高校時代なんかによく釣ったよ。
佐藤 そのメバルは所詮は小魚だから、硬い投げ竿で釣っても面白くもなんともないんですよ。でもメバルはいっぱいいるから釣って楽しみたい、だからメバル程度の引きでも十分楽しめる竿を作りましょうってことになって、それがいろいろなジャンルがある理由のひとつなんですよ。
――だからなんでもこなせる万能竿というと・・・・・・エギングロッドですかね?
佐藤 う~ん、そうだねえ・・・・・・おっしゃるとおりエギングロッドかなあ。
和田 エギングロッドって餌木でアオリイカを釣る専用の竿でしょ?
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――そうです。餌木をシャクリやすく、またイカの身切れを防止する目的でシーバスロッドよりだいぶ軟調なんです。でもシャキッとしたコシもあるから操作性が非常に優れているのが特長ですね。
佐藤 オレはエギングロッドでチョイ投げをやるし、ちょっとしたルアー釣りもやる。サビキもできるし、ウキ釣りもやろうと思えばやれる。
和田 オキアミの好きなカゴ釣りは?
佐藤 カゴ釣りは無理ですわ。本格的なカゴ釣りをやろうと思うなら磯竿の4号か投げ竿、ルアーロッドでもシーバスロッドとかが必要になりますね。
――小物釣りの万能ロッドとしてエギングロッド、大物釣り用の万能ロッドとしてシーバスロッドがあればいいんじゃないですか?
佐藤 そうだね。とりあえず竿はその2本があれば大体の魚に対応ができるかな。
――ただそうなるとリールと道糸の組み合わせがどうなりますかね・・・・・・。
佐藤 だからやっぱり最初は1万円くらいのエギングロッドを買っておけば確実だと思いますよ。リールは1つでもいいけど、スプールは二つ揃えて、PEラインとナイロンラインを巻いておけば大丈夫。リールと道糸合わせて1万円くらいだせばかなり性能のいいリールが買えますよ。
和田 2万円はかかるってことね?
佐藤 安く揃えようと思えばもっと安くできるけど、ある程度の万能性を求めるならそうなるかなあ。でもあれもこれも揃えなくてすむから、結果は安くなると思うけど。
和田 あとね、最後にさ、釣り場に行くってことも敷居の高さを感じるんだよ。都内から伊豆半島に出ると時間がかかるしさ、できれば泊まりで行きたいんだよねえ。
――・・・・・・。
佐藤 ・・・・・・。
和田 なに? なんか変なこと言った?
佐藤 いや、そういう感覚がなかったので。
和田 いや、オレからしたらさ、普通の人の感覚だったらせっかく伊豆まで行ったんだったら、一泊していきたいって思うと思うんだけど。
佐藤 ・・・・・・、小旅行ついでに釣りってこと?
和田 そう!
佐藤 ・・・・・・、逆に釣りの敷居を上げているような気がする。
――同感です(笑)。

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第6回 アジ、サバ、イワシについて

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第3回 上州屋について

第2回 釣行後の食事について

第1回 好きすぎてサバ缶

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