これが男の自宅飯!

サッパリと、おろしポン酢ハンバーグ

  • 2015.07.24

熱いし蒸すし体が辛い・・・・・・30台半ば近くになり、初めて夏の熱さに参ってしまった。いやぁ~、参った。歳は取りたくないですな。

食欲はあるのだけれど、食べたいものが酸っぱくてサッパリしたものに限られてしまう。その代わり、サッパリしたものは親の仇のように食べまくってしまうのだけど。

この夏ハマっているのが、おろしポン酢ハンバーグ。これだけはいくらでもいける。
おろしポン酢ハンバーグ 

ハンバーグのソースといえばデミグラスソースとかグレービーソースがセオリーだけれど、ここ数年、ポン酢と大根おろしの潔さ、この組み合わせが一番うまく感じるんだよなあ~。

ハンバーグの肉汁とポン酢と大根おろしがまさかの邂逅、この組み合わせを考えた日本人、天才。これが醤油+柑橘類の単純なタレだと、ちょっとシンプル過ぎてしまって味の深みが出ないというか、さっぱりしすぎてしまうのかな。

自分は昔からおろしポン酢ハンバーグが好きで、学生時代、夏になるとキャンパス近くの洋食屋でよく食べた思い出の味。その店があっさり潰れた時、ショックだったなあ。

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ポン酢のアクセントにマヨネーズを乗せるのもうまい。さっぱりとは一線を画するけど。
おろしポン酢ハンバーグにマヨネーズ 

ハンバーグにマヨネーズの組み合わせも、学生時代に「ふらんす亭」でよく食べた味。あれはマヨネーズとテリヤキソースの組み合わせだったけど。

ちなみに、ハンバーグは手間を掛けずに秒速で作るのが自分のやり方。牛豚合い挽き肉に塩コショー&顆粒コンソメ、小麦粉か片栗粉をよく混ぜて整形するだけ。

今回は玉ねぎ炒めを入れたけれど、普段はそんなことしない。意外にいろいろと入れないほうが、素直な味で自分好み。ちょっとね、玉ねぎが中途半端に余っていたんですわ。

バテ気味の夏を迎えて、ますます、おろしポン酢ハンバーグを好きになってしまった。


世界一のカレーチェーン ココイチ風ロースカツカレー

やっとこさ梅雨があけたようですな! これからいよいよ夏本番、趣味のカレー作りもあと一回二回作ってお休みになりそう。クソ暑い中、煮込み料理なんて作ってらんないっすから。

世界一のカレーチェーンCoCo壱番屋の味を再現・・・・・・これが今回のカレーのテーマ。ココイチのカレーは美味しすぎないというのが大きな特徴だと自分なりには思うのだけど。

香りや旨味、その他の諸要素、すべてが飛び抜けずに、チャートグラフでいえばオール3といった印象。それを目指せば自然とココイチの味になってくれるはず。

こちらがそのオール3を意識して再現したココイチ風ロースカツカレー。
ココイチ風ロースカツカレー 

かなりうまくいったと思うのだけどどうでしょう? ココイチっぽく見せるため、あえてカツの半分にカレーソースをかけたのだ。個人的にはカツは最後にポンと乗せるのが好きなのだけれど。

福神漬けを買い忘れたから、代わりにキャベ千なのはご愛嬌。これが茶色い福神漬けだったら完璧だった。それに、とび辛スパイスもあれば言うことなし。

さて、講釈はともかく重要なのは味・・・・・・再現の具合はほぼ完璧! このカレーを食べてココイチのカレーと思わない人はいないでしょう。自分で言うのもなんだけれど、これはココイチのカレーそのもの。

作り方は簡単、野菜などを微塵切りにして炒めたらスープで煮て、網で濾してからカレールウでトロミ付けをするだけ。

コツは野菜を炒めすぎないこと。野菜をじっくりと飴色に炒めてしまうと甘さが強く出すぎてしまって、ココイチっぽさが出ないのだ。

ただし、香ばしさを出したいから、軽く焦がしてやることで風味を出す。ルウ作りも同じ。小麦粉に油を馴染ませたら、中火よりちょっと弱い火で炒めて香ばしさを出してやる。

ちなみに市販カレールウは固形タイプ1ブロック(全8ブロック)だけ。市販カレールウの力は凄まじく、1ブロック入れただけで味がグ~ンとうまくなる。市販ルウを入れないと、どうしても上品になりすぎてしまって、日本カレーならではの味にはならないのだ。

カツとカレーの出来をひと口楽しんだら、カツにウスターソースをパラリ。
ココイチ風ロースカツカレーにウスターソースをかける 

う、う、う、うまい! 泣ける! カツカレーはやっぱりウスターソースに限る! ウスターソースを効かせたいからこそ、カツにはカレーを掛けないほうがいいのだ。半分なら問題ないけれど。

そしてカツカレーのカツは、ウスターソースやカレーソース、それに白飯の水分も染み込むから、揚げ具合をあえてカリッと硬めにするのがベスト。それに肉はカレーとの馴染みを考慮して薄めがいい。カツカレーにしてうまいカツと、トンカツにしてうまいカツは別なのだ。

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あまりに完成度の高いココイチ風カレーだったのでペロリと完食。
ココイチ風ロースカツカレーを完食 

ココイチ風カレーを作ってみてしみじみ実感したことがひとつ、ココイチがカレーソースを美味しすぎないようにしているのは、揚げ物の味を引き立てるためですな。

だからココイチに行ったら、揚げ物をトッピングしないのは非常にもったいないし、卓上ソースを絶対にかけるべき。そういうカレーなのだから。

次回は和風カレーを作ろうかな。和風カレーは、ちょっと自分、自信があります。


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共栄堂をオマージュしたスマトラ風カレー

暑い、暑すぎる! 日照時間のほとんどなかった7月前半。そのせいで真夏の日差しに体がまだ慣れておらず、夏の太陽のギラメキにことのほかバテてしまう。

そんな時はもちろんあれに限る、そう、カレーライスを食べてスタミナをつけよう! カレーを煮込むコンロの熱でまたやられそうになったけれど、手間暇かけて作りましたよ、今週も新作を。

カレーの街・神田神保町の超有名店「共栄堂」を意識したスマトラ風カレー。
神田神保町の共栄堂をオマージュしたスマトラ風カレー 

あの独特の苦味、その中に感じる深いコクと香りを、玉ねぎを飴色に炒めるなどして再現してみたのだ。今回は自家製のカレールウ90%、市販カレールウ10%ぐらいの割合だから、まあ、市販ルウが隠し味というイメージ。

特にうまくいったのはカレー自体の照り具合。できるだけクドくしたくないから、炒めやルウに使用している油はかなり控え目だけれど、そこそこ上手に照りを出すことができた。我ながらカレー作りがうまくなってきたなあ。

さて、肝心のお味のほうは・・・・・・超うまい! ひと口食べれば、まず程よい苦味が広がり、次にスパイスの香りが鼻に抜けて、最後に甘みと旨味が強いコクのある味わいに包まれるから、ついご飯が進む。

本家・共栄堂をオマージュしつつも、自分なりのうまさを出すことができたかなと。苦味の立ったカレーを作ってみて、名店と言われる店は苦さをうまく利用しているなと、意外にも苦味はうまいカレーに欠かせない要素ということに気がついた。

ただし課題は色。本家はもうちっと黒く照り照りに輝き、ならではの風合いがある。見た目には自分、自信がないですから・・・・・・。


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