弓角の概要 ※弊サイト釣り用語辞典全文転載 |
弓角とは、サーフトローリング(サフトロ)で使う和製ルアーのこと。現在では、プラスチック製のものがほとんどだが、伝統ながらの牛の角で作成されている物もある。弓角の腹面は、ピカピカと光を反射するようになっている。弓角自体は軽いので、ジェット天秤などのトレーラーと一緒に使用する。 弓角は、素早く引けばピロピロと逃げ惑う小魚のような動きを演出でき、回遊魚のナブラが立っているポイントをくぐらせれば、かなりの高確率で魚が食ってくる。難しい釣りではないので、ルアー入門にもおすすめだ。 |
解説 |
弓角は非常に優れた和製ルアーで、回遊魚のナブラが立っていればかなりの高確率で魚を掛けることができる。メタルジグやミノー、ワームで回遊魚が釣れない場合でも、弓角だけには好反応を見せる、ということもままある。 また、ルアーアクションも簡単であり、要は素早くリールを引く(ファストリトリーブ)だけ。したがって、ルアー入門にも適しており、回遊魚が岸近くまで寄っている場合は初心者からベテランまで安定した釣果が得られる。夏~秋に釣りに出かけるのなら、弓角は必ずタックルボックスに入れておきたいアイテムだ。 PR:釣り具の品揃えは最強クラス! しかも安いのはナチュラム しかし、弓角はルアー本体とハリが一体となっているので、ハリ交換出来ないのが弱点。釣行後に必ず水洗いして陰干ししないとハリが錆びるし、数回使えばハリ先が丸くなる。ハリ先が丸くなってしまうと、せっかくのバイトがあっても弾いてしまうことになり、掛かったとしてもハリのカエシまで刺さりきらずバラすことも多くなる。安定した釣果を得るためには、常に鋭いハリ先をキープすることが肝心。 したがって、このページでは弓角のハリ先を研ぎ方を紹介。とはいえ、難しいことは何もなく、ただヤスリで研ぐだけなのだ。 |
解説 |
前述した通り、弓角の弓角の丸くなってしまったハリ先を研ぐだけなので、特にコツもなければ難しいこともない。釣行前にチェックし、ササッと研いでおこう。 用意するアイテムは金ヤスリだけ。 100円均一に売っているし、ホームセンターなら100%売っているから手に入りやすい。もちろん、専用のフックシャープナーでもOK。手に入りやすいほう、もしくはすでに持っているもので十分だ。 金ヤスリを使うなら、ハリにあてがいやすいできるだけ細身の物がよく、研ぎ目もできるだけ細かいほうがよい。 研ぎ方は、ハリ先からカエシに向かって金ヤスリを動かす。 刺さる方向に研ぐことで、より魚に刺さりやすい鋭いハリ先にしていく。研ぐのは一面だけではなく、左右上下全角度を研ぐようにして、ハリ先が鋭くなるよう仕上げていく。ただし、余計な力を入れるとハリ先が折れることもあるため、研ぎ目を当てて軽く動かすだけでよい。 PR:高品質なオリジナル釣り具! ドレパンは傑作ルアー! DRESS 研ぐ目安として、自分に刺して“イタタ”ってなるぐらい。 ハリ先をどんなに研いでも、もとの新品状態の鋭さに仕上げることはまず不可能。研げば研ぐほどハリ先はもろくなるから、丸くなった分を気持ち直してやるぐらいのイメージでよい。 研ぎあがりはコーティングが取れて荒い感じになる。 ハリ先を研ぐことで鋭くはなるものの、その分、コーティングが剥がれてしまうため余計に錆びやすくなる。そのため釣りが終わったらせめて塗れた布で拭くなどして、少しでも錆びさせないようにする。自宅に帰ったら、しっかりと水洗いして乾かす。 PR:車中泊釣行の必需品! 自然に膨らむから超簡単設営! オンリースタイルの車中泊専用マット 弓角はボディーとハリが一体化しているのでハリ交換ができないように思えるが、ハリが埋まっている部分をライターでじっくり炙って温めるとスポッと簡単に抜くことができ、新しいハリに交換することは可能。 しかし、強度を考えると、ハリの付け替えはあまりおすすめしない。せっかく大物が掛かったのに、ハリを付け替えたばっかりにスッポ抜け・・・・・・なんてことにもなりかねない。個人的にはハリに限界がきたらそれが弓角の寿命ということにしていいんじゃないだろうかと思っている。そこまで値段の張る釣り具ではないのだから。 |