釣りとはまったく関係ないけど、管理人が選ぶ伝説の名勝負

第8戦 みどりのマキバオー 第2巻 マキバオーvsヒゲサンダー

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みどりのマキバオー第2巻

漫画家・つの丸先生の代表作で、第42回(平成8年度)小学館漫画賞児童部門受賞作品。 桜花賞馬ミドリコの仔として産声を上げたマキバオー(うんこたれ蔵)の成り上がりストーリーがテーマとなっている。 マキバオーは当初、そのロバのような犬のような容姿のため馬主からはまったく期待を持たれなかったが、才能は同世代馬の中でもトップクラスであり、 ライバル馬のカスケード、アマゴワクチン、サトミアマゾン、アンカルジア、ニトロニクス、ベアナックルなどと死闘を繰り広げ、成長していく。 特に世代最強馬であるカスケードとのレースはまさに名勝負といえる内容であり、カスケードはマキバオーにとって常に高い壁としてそびえ立つ。 果たしてマキバオーはカスケードを越えられるのか!?

1R マキバオー専属騎手・山本管助が合流

第8戦はもちろん『みどりのマキバオー』。順調に競走馬として成長していたマキバオーだが、その小さすぎる体がネックとなり、人乗せ調教ができずにいた。 そこでマキバオーの調教師である飯富昌虎は、落馬恐怖症でサラブレッドに乗れなくなってしまったものの、騎手の中でも特に小さな体の山本管助をみどり牧場へと呼び寄せたのだった。 管助は不安を抱えつつもみどり牧場へと赴くのだが、なかなか牧場へと足が伸びず、牧場近くの砂浜に立ち寄った際、トレーニング中のマキバオーと邂逅を果たしたのだ。

管助は当初、マキバオーを犬と間違えていたのだが、マキバオーが競走馬だとわかるとさっそく試乗をしてみる。すると、体の小さなマキバオーに騎乗しても、目線が立っているときとほとんど変わらないため、落馬の恐怖に襲われないことがわかった。 こうして山本管助は、もう一度ジョッキーとして活躍するため、マキバオー専属騎手となることを決断するのだった。

マキバオーとの調教の日々がスタートした山本管助は、チュウ兵衛の手ほどきを受けて、体の小さいマキバオーに合わせた騎乗法を体得。管助の騎乗は素晴らしく、チュウ兵衛が単独で乗る以上のタイムを叩き出したのだった。

2R マキバオー、美浦トレセンの飯富昌虎厩舎に入厩

3歳となったマキバオーは、みどり牧場の主・飯富源次郎の実兄で調教師である飯富昌虎の厩舎に入厩することになった。そして入厩するにあたり、それまで「うんこたれ蔵」と呼ばれていたマキバオーは、飯富源次郎から「ミドリマキバオー」と名前を授けられるのである。

入厩した当初は、『週刊競馬ゴング』の記者・嶋島などに馬鹿にされることもあったマキバオーだが、その走りは超一級品であり、嶋島たちの度肝を軽く抜いて見せたのだった。

3R カスケード、超弩級の才能を見せつける

順調に調教が進むマキバオーの一方、カスケードも本多リッチファームで順調に調教が進められていた。『週刊競馬ゴング』の嶋島が持ち込んだビデオテープにはカスケードの併せ馬による調教が映されていた。 しかしその映像に映るカスケードは以前の輝きがないように見え、チュウ兵衛は「軽目にやってるわけでもないようだし・・・それとも調子落としてんじゃねーのか?」と感想を述べ、昌虎も「ん~~確かに力強い走りだ・・・だが・・・このカスケードってやつよりこの併せてるやつの方がいい感じだぞ」と述べたのだったが、昌虎はすぐに重大な事実に気が付く。

「な・・・!? アルカロイド!? こ・・・こいつは去年の宝塚記念馬・・・アルカロイドじゃねーか!!! 3歳馬の併せに・・・G1ホースをつかってんのか!?」

と、改めてカスケードが超弩級馬であることを思い知らされるのであった。『週刊競馬ゴング』の嶋島は

「何せデビュー戦はおろか・・・朝日杯も眼中にはないんですから・・・この調教の最終目標は・・・来年4歳での皐月・ダービー・菊花・JC(ジャパンカップ)・有馬の5冠奪取!」

と話し、昌虎と管助は戦慄するが、チュウ兵衛はひとり、

「たいしたバケモンだぜ・・・3歳のレースに体調など問題じゃねえってか・・・でもあまりはるか前ばかり見て走ってるとつまづくぜ・・・足もとの石ころにゃ気をつけろよ。白い小石にな・・・・・・」

と一層の闘志を燃やしたのだった。

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4R マキバオー、札幌競馬場新馬戦でデビュー

6月、マキバオーはデビュー戦に向け札幌入り。チュウ兵衛は新馬戦などで負ける要素はないと強気で、管助も「たれ蔵くんは落ち着いてると言うかのん気と言うかバカと言うか・・・・・・」と安心しているが、果たしてどうか。チームリーダーの昌虎は気を抜かずにレースを走ることを厳命するも、いつも通り走れば負けることはないと、どこか余裕のある表情だ。

いよいよデビュー戦、マキバオーはあがり3ハロンが34秒を切ったことが評価され、2番人気で単勝オッズは4.5倍。マキバオーはデビュー戦とは思えない落ち着きで、ひとまず昌虎を安心させる。 しかしパドックが終わり地下道から本馬場に向かう途中、事件が起こった。愛する母・ミドリコを借金の形で連れ去った男・ひげ牧場社長の堀江と遭遇したのだ。マキバオーは封印していた幼い頃の記憶が蘇ってしまい気が動転。チュウ兵衛も山本管助も抑えることができないほどのイレ込みようで、応援に駆けつけていた飯富源次郎だけが原因に気が付くのである。

5R いよいよ出走! マキバオー、辛くも勝利!

イレ込むマキバオーをようやくゲートに押し込め、いよいよレーススタート。札幌競馬の新馬戦は1,000mと短く出遅れが命取りとなるため、マキバオーの状態を鑑みたチュウ兵衛はいきなり頭噛み、管助はムチを入れる。二人の好判断で絶好のスタートを切ったマキバオーであったが、なんとコーナーを曲がれず外ラチへ突進してしまう。 まさに絶体絶命の危機である。チュウ兵衛も管助ももはやどうすることもできない。

マキバオーが外ラチにぶつかろうとしたその時、なんと飯富源次郎が身を呈してマキバオーたちを受け止めたのだ! 源次郎はマキバオーにミドリコが連れて行かれてしまった事情を語り、自身の経営手腕を詫びる。 チュウ兵衛は「そんなに卑屈になんなよ借金しなけりゃこいつは生まれてこなかった」、管助は「たれ蔵くんはおやっさんの最高の仕事」と源次郎を励まし、マキバオーに理解させたのだった。完全に吹っ切れたマキバオーは、「いくぜたれ蔵、みどり牧場の借金王!!!」とチュウ兵衛の号令でビリとなってしまったもののレースへ復帰を果たす。

凄まじいスピードであっという間に馬群の最後尾に追いついたマキバオーは、チュウ兵衛の指示で一か八かの内ラチギリギリのインを突くコースを選択する。管助は外に回って勝負することを主張したが、

「外から行きゃ2着が限度だ。内から最短コースで馬群にものまれなきゃ1着も狙えるわけだろ!? だったら行くしかねーな!! 2着もビリも同じ負けなんだからよ!!」

とチュウ兵衛は管助を抑えたのだった。マキバオーは小さい体を活かし、馬と馬の間を巧みにすり抜けるが、管助は馬の腹と腹に顔面を挟まれてしまい、顔面に重度のダメージを負ってしまう。管助は気を失いかけ、なんとか手綱を握っているのが精一杯であるが、そんな管助に再度不幸が訪れる。 内を突いた甲斐があり、先頭を走るひげ牧場所属のヒゲサンダーに追いついたマキバオーであったが、ひげ牧場社長・堀江の指示によりヒゲサンダーが悪質な進路妨害を行ったのだ。マキバオーは天性の運動センスでヒゲサンダーの腹の下を潜り抜けることができたが、半失神状態の管助は対処することができず、ヒゲサンダーの腹に顔面を打ちつけ、またしても大ダメージを負ってしまった。 が、その直後、マキバオーは1着でゴールインし、見事デビュー戦を勝利で飾ったのであった。管助も完全に気を失いながら最後まで手綱を放すことはなく、課題であった落馬を克服して見せたのだ。ひげの妨害にも負けず、競走馬としてレースデビューを見事勝利で飾ったこの一戦こそ、伝説の名勝負と呼ぶのにふさわしい。

参照:BSマンガ夜話「みどりのマキバオー」

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