釣りとはまったく関係ないけど、管理人が選ぶ伝説の名勝負

第1戦 美味しんぼ 第1巻 第6話「油の音」 山岡士郎vs海原雄山

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美味しんぼ第一巻

日本中にグルメブームを巻き起こした社会派マンガ。 主人公・山岡士郎が、自身が勤める東西新聞社の創立100周年記念企画“究極のメニュー”の担当者となり、同僚の栗田ゆう子とともに究極の美味を探求する。 山岡と栗田が究極のメニュー作りを進めるなか、ライバルの帝都新聞社も“至高のメニュー”作りを開始し、 総指揮に書家、陶芸家として当代一の名声をほしいままにし、現代最高の食の達人と評される山岡の実父・海原雄山が就任する。 程なくして究極のメニューと至高のメニューは週刊誌上で対決することになったのだが、海原の実力は凄まじく、山岡は幾度も敗北を味わわされることとなる。 果たして山岡は、そびえ立つ海原の牙城を崩すことができるのか・・・。

1R 山岡、究極のメニュー担当者に

東西新聞社文化部に勤務する山岡士郎は、同僚社員から「文化部の厄介者」「無駄メシくらい」と揶揄されるほどグータラな毎日を過ごしていた。そんなある日文化部一同が料亭に集められ、大原社主の肝いり東西新聞社創立100周年記念企画“究極のメニュー”の担当者を選定するために、豆腐と水の素性を当てる試験を受けることに。

グータラ社員の山岡は当然試験にやる気を見せない態度でふるまったが、豆腐と水の素性を当てるという難問を難なくクリアーし、その場にいる誰もに「あの山岡が・・・」と驚嘆させる実力をみせつけた。そして同じく試験に合格した栗田ゆう子とともに究極のメニュー担当者に任命されたのだった。

2R 山岡、食通インテリ6人衆&狂犬スシ職人・銀五郎を蹴散らす

晴れて究極のメニュー担当者となった山岡と栗田は、大原が集めた食通6人と会合することになったのだが、外国の美味ばかりをありがたがる食通たちのミーハーな姿勢に、山岡は「日本の食通とたてまつられてる人間は、こっけいだねえ!」と愚弄してしまう。 そういわれては当然激しく炎上する食通たちであったが、山岡は一週間後にフォアグラ以上にうまい物を食べさせてみせることを約束しその場を立ち去ったのだった。

その一週間後、山岡が用意したのは居酒屋などでおなじみのアンキモであったため食通たちに嘲笑されるが、試食してみるとフォアグラとの味の差は歴然。アンキモのほうが香りが鮮烈であるのにコク味が深く、しかも味が純粋で澄んでいることがわかった。 それでもフォアグラを珍重する姿勢を崩さない権威主義の食通たちに、社主の大原から「あなた方には自分の舌にかけて新しい美味を発見しようとする気構えが見受けられない」と決別の意を表され、見事山岡の勝利に終わった。

そして『美味しんぼ』第1巻で山岡がまざまざとその実力を見せ付けたのが、東京・銀座の寿司店「銀五郎」との戦いだ。この銀五郎は銀座一の寿司店と謳われているのだが、この店の主人は気に入らない客に対して罵声を浴びせかけ、挙句には包丁を振りかざすといった猟奇的な性格の持ち主なのだ。 山岡は大原社主、部長の谷村、副部長の富井、そして栗田とともに来店。銀五郎の迫力に圧倒され栗田は注文時に気が動転してしまうが、銀五郎は容赦なしに「貧乏人の小娘はこれだから嫌んなる」「スーパーか何かで売ってる、パックのスシでも食ってりゃいい」と罵倒する。 その思い上がった態度に怒った山岡は「ネタは最高、シャリも最高、だがオヤジ、肝心のおまえの腕が最低だ」とまたしてもケンかをふっかけてしまう。ちなみにその発言に激怒した銀五郎は、山岡の胸を包丁でひと突きしようとするが、山岡は大原の仲裁で九死に一生を得ることになる。

後日山岡は、かつて銀座一といわれ現在は半分隠居状態にある「しんとみ寿司」の富二郎と銀五郎を対戦させ、銀五郎は富二郎の前に敗北。そして大学病院のCTスキャンでスシ内部を撮影し、銀五郎のスシはシャリがほとんどすき間なくピッタリと押し固まっていることを科学的に証明し突きつける。

「これでわかったかい、おまえのスシがまずいわけが。おごりたかぶった心で握れば、シャリもガチガチに固まってしまうんだ! 心のこもってないスシは、ただのシャリとネタの固まりだ!!」

と銀五郎をこき下ろし、まさにグウの音も出ないほどの敗北感を味わわせ、ノーヒットノーランといった内容で完全勝利する。

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3R 実父・海原雄山の前にひれ伏す。山岡、完敗・・・

山岡は銀五郎を完膚なきまでに叩きのめした後も、京都の大富豪・京極万太郎をイワシの丸干し定食で感服させたり、フランスのミシュラン3つ星店のシェフであるジャック・ルピックを肉料理などで驚嘆させたりと目覚しい活躍をみせるが、「食い物の味が一大事みたいに言う人間を見ると、吐き気がするほど腹が立つ」という理由から辞職を願いでる。 部長の谷村、副部長の富井らが引きとめるなか、山岡の実父・海原雄山が突如として山岡たちの前に現れる。

海原を激しく憎むあまりに山岡は完全に平静を失ってしまい、海原に掴みかかろうとするがあっさりとかわされ、文化部一同が見守るなか侮辱を受けてしまう。完全に頭に血が昇ってしまった山岡は、海原の挑発に乗る形で、翌日にテンプラの勝負を受けることに。怒りの治まらない山岡は栗田の制止を振り切り、就業規則を無視して東京の街へと消えてしまうのであった。

翌日、多数のテンプラ職人が集められ、「天プラを食べてうまいのまずいのと判定するのは簡単だ。揚げる前に、どの職人がうまい天プラを上げられるか、それを当てることにする」という海原の提案での勝負となる。山岡は整髪料やオーデコロンを使ったり、タバコを吸ったりする職人を選択から外し、冷水に氷を入れ冷凍庫に入れた粉を用い手早くテンプラ衣を作った禿げ頭の職人を選ぶ。 一方の海原は、職人たちに天プラを揚げている音だけが録音されたテープを聞かせ、早めのタイミングで揚げ音が変わったと判断した白髪の職人を選択。 両者とも自信を持って職人を選んだ様子であるが、海原は「士郎は大事なことを見落とした」と不敵に笑う。

いよいよどちらの職人がうまいテンプラを揚げるかの勝負。果たして結果は、海原が選んだ職人が揚げたテンプラに軍配が上がった。海原雄山の完勝である。

「天プラは、人間の五感のすべてを駆使するきわめて高等な技術だ、眼も大事だが耳が大事だ。タネのまわりを包む泡が、だんだん小さくなるにしたがって、泡のはじける音も高くなっていく・・・・・・  腕のいい職人は、その音の変化で丁度よい揚がり頃を判断しているんだ、無意識のうちにな!!」

打ちのめされている山岡に海原はさらに続ける。

「料理は人間が作るものだ、どの職人がうまい物を作るか作ってみるまでわからん者が得意気に食通ぶりおって!!  そんなおまえが食い物の記事を書こうなどとこっけい千万だッ!!」

笑いものにされた山岡はいたたまれず外へと飛び出してしまう。食べ物のことでへこまされる山岡を初めて見た東西新聞の面々は山岡に声を掛けることもできないが、究極のメニュー作りに本気で取り組むことを決意した山岡は、部長の谷村に辞表を取り下げてくれるよう願い出る。

「『究極のメニュー』を作ってみろ、海原雄山をへこませるような!」

と谷村は山岡にエールを送り、山岡が闘志をみなぎらせたところで幕が閉じる。山岡の初敗北となったこの一戦こそ、これから幾度となく繰り広げられる海原の牙城を崩さんとする山岡と、横綱相撲で受けてたつ海原の歴史的激戦の幕開けとなったのだ。

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