釣りとはまったく関係ないけど、管理人が選ぶ伝説の名勝負

第7戦 みどりのマキバオー 第1巻 マキバオーvsカスケード

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みどりのマキバオー第1巻

漫画家・つの丸先生の代表作で、第42回(平成8年度)小学館漫画賞児童部門受賞作品。 桜花賞馬ミドリコの仔として産声を上げたマキバオー(うんこたれ蔵)の成り上がりストーリーがテーマとなっている。 マキバオーは当初、そのロバのような犬のような容姿のため馬主からはまったく期待を持たれなかったが、才能は同世代馬の中でもトップクラスであり、 ライバル馬のカスケード、アマゴワクチン、サトミアマゾン、アンカルジア、ニトロニクス、ベアナックルなどと死闘を繰り広げ、成長していく。 特に世代最強馬であるカスケードとのレースはまさに名勝負といえる内容であり、カスケードはマキバオーにとって常に高い壁としてそびえ立つ。 果たしてマキバオーはカスケードを越えられるのか!?

1R ミドリコとタマーキンの仔、マキバオー誕生

第7戦の「伝説の名勝負」は競馬を題材にした歴史的名作漫画『みどりのマキバオー』をお届け。アニメにもなっているためご存知な方も多いはず。

北海道鵡川(むかわ)にあるみどり牧場は借金まみれの零細牧場で、牧場主・飯富源次郎(おぶげんじろう)は借金を返すために四苦八苦していた。みどり牧場の唯一の望みは、桜花賞馬である繁殖牝馬のミドリコであり、凱旋門賞馬であるタマーキンの仔を授かっていた。 しかしミドリコの仔・マキバオー(この段階では名無しで、第2巻で飯富からマキバオーと競走馬名をもらう)はロバのような犬のような姿態で期待はずれであり、飯富は「体が弱くて、レースに出れないから しょーがなく肉になる馬なんだ!!」という評価をするのだった。

2R マキバオー生涯の親分、ネズミのチュウ兵衛と出会う

母・ミドリコの前では並々ならない競走馬としての才能を見せていたマキバオーであるが、マキバオーを肉としてしか見ていない飯富源次郎はその才能に気が付かない。 そしてミドリコはひげ牧場に借金の形として取られてしまうのだが、ひげ牧場のトラックで運ばれるミドリコを追いかけるマキバオーの姿を見て、飯富はマキバオーの才能に気が付くのである。

しかしマキバオーは母を捜すため牧場を脱走して旅に出てしまう。その旅の途中、野犬がはびこる危険な森で自称「大きな森の小さな巨人」ことネズミのチュウ兵衛と出会い、親子の盃をかわすのである。 チュウ兵衛の子分となって再出発してすぐ、マキバオーたちは腹をすかした野犬と出遭ってしまう。しかし事情のわからないマキバオーは逃げようとしないため、チュウ兵衛がマキバオーの頭に噛み付きなんとか走り出させようとするが、痛みに驚いたマキバオーは逆に野犬に向かって突進してしまうのであった。 チュウ兵衛は見事な騎乗でなんとかマキバオーの身を翻させることに成功するが、マキバオーは肛門を野犬に噛み付かれてしまった。しかしマキバオーは野犬の口中に排便を注ぎ込み、野犬を倒すという離れ業をやってのける。その闘いぶりに感銘を受けたチュウ兵衛は、マキバオーを「うんこたれ蔵」と名づけるのであった。

3R マキバオー、母と決別。競走馬として生きることを決意!

野犬を退治した後も、チュウ兵衛とハードな旅を続けたマキバオーはやっとの思いでひげ牧場に辿り着き、母・ミドリコと感動の再会を果たす。しかしミドリコはすでに新たな仔の母となっており、マキバオーはミドリコから突き放されてしまう。マキバオーはショックを受け、死のうとまで決意するが、あるリスの兄弟のやり取りを見て、ミドリコはマキバオーを見捨てたのではなく、鍛えるために突き放したということに気が付くのであった。

マキバオーは競走馬となるため生まれ故郷のみどり牧場へと戻る道中、馬並外れた脚力で切り立った崖を登りきってしまうのだが、飯富源次郎の実兄で調教師の飯富昌虎はクライミング中のマキバオーを見かけ度肝を抜かれる。 みどり牧場に辿り着いたマキバオー一行は飯富源次郎に温かく迎え入れられたかに見えたが、脱走の罰と出生を隠すために、裏庭に鎖と鉄杭につながれてしまう。しかしマキバオーの才能を目撃していた飯富昌虎は激怒し、源次郎にすぐに鎖を解き追い運動に参加させることを指示する。 するとマキバオーは他馬とは段違いのスピードを飯富兄弟に見せつけ、危うく食肉にされかねなかった運命を実力でひっくり返して見せたのだった。

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4R カスケードと初競争するも完敗

マキバオーが追い運動に加わったひと月の間は、常に先頭を走るマキバオーに他馬たちは嫉妬しイジメを繰り返したが、チュウ兵衛の強気の影響でマキバオーも逞しくなり、いつしかイジメはすっかりなくなっていた。 しかし、みどり牧場NO.1となったマキバオーとチュウ兵衛組はすっかり天狗になってしまい、追い運動をさぼるようになる。どんな馬と競っても負けるわけがないと絶対の自信を持つチュウ兵衛は道場破りを思いつき、飯富源次郎の運転する車にマキバオーとこっそりしのび乗り、本多リッチファームに殴り込みをかけるのであった。

さっそくマキバオーたちは昨年の朝日杯3位のスピードボールと飛び入り勝負を挑み、鼻差で勝利をおさめるも、その2頭を軽く追い抜く黒い影が一筋・・・・・・カスケードだ。カスケードの母・ヒロポンは、エリザベス女王杯でマキバオーの母・ミドリコを引退に追い込んでおり、マキバオーにとってカスケードは因縁浅からぬ相手。 そのことを熟知する本多リッチファーム社長の本多平七郎からカスケードとの対戦を提案されるが、飯富源次郎はミドリコを潰された経験から辞退を申し出るも、強気のチュウ兵衛は本多の誘いに乗ってしまう。

マキバオーに騎乗はチュウ兵衛、カスケードに騎乗するはリーディングジョッキーの服部政人、カスケードはジョッキーを乗せている分、マキバオーに比べプラス50kg程度のハンディキャップマッチだ。 チュウ兵衛はマキバオーに最初から全力で飛ばすことを指示。恒例のチュウ兵衛の頭噛みで絶好のスタートをきるマキバオーであったが、カスケードは余裕で合わせ、そして追い抜いてしまう。実力差は歴然で、マキバオーの全力疾走も通用せず、マキバオーはカスケードについていけない。 負けず嫌いのチュウ兵衛がマキバオーに何度も頭噛みを行った結果、心房細動(心臓発作の一種)が発生しマキバオーはレース途中でぶっ倒れてしまう。完敗である。チュウ兵衛はマキバオーを危険にさらしてしまった自分の騎乗を思い返し、

「オレはこいつの力とか体とかはまるで無視していた・・・ただあの13番(カスケード)に負けたくねえって事しか頭になかった・・・・・・
たれ蔵を乗りこなせるのはオレだけだなんて思ってたが・・・オレはただ乗っかっていただけなんだ・・・乱暴に走らせていただけなんだ・・・」

と自戒するのであるが、この一件がきっかけとなりいずれ日本一の大親分と言われるまでの存在になるのである。

一方のマキバオーは過度な心臓への負担で気を失ったままで、その姿に飯富は「もう走らんよ・・・きっとな・・・負けた事と倒れた事で走る事がいやになったろう・・・」と絶望する。チュウ兵衛も見守ることしかできない。その夜、マキバオーは目を覚ます。そしてマキバオーは、

「あいつ・・・・・・あの黒い馬・・・すごく速かったのよね・・・走っても走っても・・・追いつけない・・・追いついてもすぐ離されるのね・・・完全に負けたのね・・・
なんか・・・・・・くやしかったのよね・・・ぼくはもう・・・あんなくやしい思いは・・・したくないのよ・・・」

とつぶやき、チュウ兵衛を絶望させる。翌朝、チュウ兵衛が目を覚ますと馬房にマキバオーの姿はなかった。飯富やチュウ兵衛は悲嘆するが、マキバオーの姿は放牧地にあった。なんとひとりトレーニングに汗を流していたのだ! 「あんなくやしい思いしたくねえとか言ってたくせに・・・」と驚くチュウ兵衛に、

「そうよ・・・だから走るのよね・・・抜かれるとくやしいけど抜くのはうれしい・・・だからどうせならうれしい思いをすんのね・・・」

とマキバオーはカスケードへのリベンジを明るく誓うのであった。マキバオーが競走馬としての一歩を踏み出したこの一戦こそ、伝説の名勝負と呼ぶのにふさわしい。

参照:BSマンガ夜話「みどりのマキバオー」

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