ライザップがリバウンドするのは当たり前
2015.06.29
カテゴリー:ただの日記
テレビCMの効果か、RIZAP(ライザップ)は一躍時代の寵児となって、とにかく痩せるともてはやされた。
しかし、そんな評判があっという間に一転、一時的には痩せるもののすぐにリバウンドする、トレーナーの過度な要求やホストじみた行為、返金を謳っておきながら応じようとしないetc、様々な悪評が立ってしまった。
ま、諸々の問題はよくわからないことが多いからなんとも言いようがないけど、「リバウンド」問題に関しては言いたいことがある。
ライザップのトレーニングはボディービルディングで、トレーナーは一定期間で最高の体になるよう練習と食事制限を課す。その方法は、ボディービルの選手が試合へと向けて仕上げるのとまったく同じ。
贅肉の付いていないシャープな見た目の体を得るには食事制限によるところが大きいから、トレーニング期間が終了し、それを止めてしまったらリバウンドするのは当然。なまじっか筋肉を付けてしまったせいで、さらに大きく膨らむことは当たり前なのだ。
つまりは、見た目こそマッチョでかっこいいけれど、その実、体は飢餓状態で炭水化物や水分を求めてしまっている状態といえる。
それはライザップだからということではなく、ボディービルはすべて同じだし、格闘技なんかも同じ。ボディービルや格闘技は試合のたびに絞って、見栄えの良い体や戦える体を作っていく。
もしライザップをやめてからも同じボディーでいたいと思うのなら、まったく同じことをやり続けなければいけないのだが、そんなことは不可能だし、第一、健康に悪い。体に悪いからライザップだって期限付きで指導しているんだろうし。
問題は、トレーニングが終了すれば体が膨れると、きちんと説明しているかどうか。減量ありのスポーツをやっていた人間だったら、絞った後に膨れちゃうことは経験則で知っているんだけど、そういうことをやったことのない人間だったら、いつもの生活に戻した途端に体があっという間に膨れることに驚愕するはず。
絞った後は膨れるもんだという説明が疎かにされていたのなら、それは批判されても仕方がない。ただし、ライザップのトレーニング自体は、聞きかじっただけの判断だけれど、批判を受けるような代物ではない。短期間でかっこいい体になれる優れたプログラムだと思う。
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最後に、最近流行の炭水化物抜きダイエットはやめたほうがいいと思う。肉ばかり食べていれば痩せるというけれど、炭水化物を取らない代わりに肉を多く摂取するため、結局はカロリーは非常に高い。
肉は欠かせない重要な栄養素であるけれど、それこそライザップにでも通ってハードな筋トレでもしない限り、たくさんは必要としない。そこそこ食っていればそれで十分、成人の場合は。
調べてみると肉の摂取は、平均的体型の成人男性で一日50g前後が理想とされていて、肉の過剰摂取は様々な成人病の原因となるとも言われているよう。
一方の炭水化物はいわばガソリンの役割を果たすため、体にとって最も重要な栄養素だ。成人男性の場合は概ね450g前後の炭水化物を摂取することが推奨されているから、まあ、毎食茶碗一杯の白米を食っているのが理想だといえる。
ということはつまり、普通に飯を食っているのが一番健康に良い、という結論になる。あえて痩せたいのなら、肉も炭水化物も野菜も、すべての全体量を三分の一ずつ減らせば、時間はかかるかもしれないけれど、体にも精神にも負担をあまりかけずにダイエットできるんだと思う。つまりは腹八分目というやつ。
話は戻るけど、ライザップでせっかく痩せたのなら、以後は腹八分目を守り、程よく運動していればいいんじゃないだろうか。
ボクサーでも、試合体重+5~6kg程度にキープウエイトできる選手が強いですから。
結論、ライザップのトレーニング法は優れているため、それ自体を批判するのは筋違い。経営はともかくとして。
無理なダイエットは太ること以上に不健康、下手したら死ぬのでお気をつけて。