井岡、お前もか、恥の三階級王者

2015.04.25

カテゴリー:格闘技の話題

少し前になるけれど、ボクシングWBAフライ級レベコvs井岡世界王座戦。

結果は井岡一翔が2-0の判定で王者を下したが、内容ははっきりいってお粗末そのもの。あんな内容で王座が移ってしまっていいのか? ボクシングファンとしてまったく納得がいかない。

評論家の論調は、井岡が足を使い距離を上手く取り、効果的にジャブを当てたと。

しかし、わたしの目には距離をとっていたのは攻撃のためよりも防御のためであり、ジャブを当てたといってもその距離のせいでほんとどがダメージにもならない軽いものだった。

例えば、自身が敗北した相手のタイのアムナット・ルエンロンのように、遠と近の間合いで翻弄してみせたのならば評論家の意見もまっとうだ。しかし、そうではない。

例えば、自身のベストバウトであるvs八重樫東のように、KOやダウンはなくともジャブや被せの右ストレートで明確なダメージを与えていたのなら、やはり“効果的”という言葉通りだ。

しかし、やっぱりそうではない。

内容的に勝ったとは決して言えないどころか、チャレンジャーであるならばもっとも意識しなければならないアグレッシブネスがまったく感じられなかったのだから、井岡の明らかな負け試合である。

ホームタウンディシジョン、判官贔屓、日本ボクシングの恥と言わざるをえない。井岡は泣くほど喜んでいたが、セコンド共々情けない。一生懸命なのはわかるが、格闘技の本質を忘れている。

こんなことをやっていたら、どんなに金を積もうとも、海外の優秀なボクサーが日本で試合をしなくなってしまう。それにしたってレベコ選手がかわいそうだ。

フライ級はローマン・ゴンサレスやアムナット・ルエンロンなど、王者たちは皆、本物の実力者たちだ。実力が劣る井岡一翔には、彼らを目指してたゆまぬ練習を続けるしかない。テレビに出てチャラチャラしてほしくない。

今後は、わたしのような批判勢力がグウの音も出ないほどの試合を続け、大阪の偉大な先輩である山中慎介チャンピオンのようになってほしいのだ。


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