内山高志、1年ぶりの試合で盤石の強さを披露!

2015.01.01

カテゴリー:格闘技の話題

チャンピオン内山高志はやっぱり強かった。

負傷などもあり、昨年の大晦日以来1年ぶりの試合となったけれど、この1年で衰えるどころか、ますます強くなって戻ってきた。

挑戦者はアルゼンチンのイスラエル・ペレス。スピードのある相手ではないけれど、パンチは多彩で思い切りがよく回転力があり、好戦的な性格もあってなかなかクセモノ感のある選手だった。

最初の1~2Rあたりは、内山選手得意の中間距離だったけれど、その距離は危険と見たのか、または避けるまでもないと判断したのか、3Rあたりからは頭と頭を付けての打ち合いを臨むようになった。

挑戦者の回転力あるパンチを、あえて避けるのではなく、肉の壁といえるガードのみで弾き、隙をみてジャブ、左ボディフックで動きを止め、時に破壊力抜群の右ストレートで挑戦者を棒立ちにさせた。

結果、最終ラウンドとなった9Rは挑戦者に何もさせず、ガードを固める相手に対してぶん殴りたいだけぶん殴り、挑戦者は10R開始のゴングに立ち上がる意志を見せず試合放棄。

今後はやっぱり、統一戦を視野に入れて試合をしていってもらいたい。一度勝った相手とはいえ、三浦隆司選手との統一戦は見たい。そしてゆくゆくは、具志堅用高さんを超える防衛記録を打ち立ててほしいのだ。


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リゴンドーはやっぱり強かった! 天笠尚に11R TKO勝利

2015.01.01

カテゴリー:格闘技の話題

2014年12月31日、ボディメーカーコロシアムで行われた王者ギジェルモ・リゴンドーvs挑戦者・天笠尚の間で行われたWBA・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ。

結果を先に言えば11R終了時点で、レフェリーストップによるTKOにより王者リゴンドーが勝利。天笠選手は7Rに王者から2度ダウンを奪い健闘したものの、技術差はいかんともしがたく、顔面を崩壊されて負けた。

実は今回、個人的には天笠選手がリゴンドーに勝つのでは?と思っていた。理由は圧倒的な身長差。どんなに技術があっても、持って生まれた身体の差だけは埋めることができない。

だけれども、試合が始まってガックリ。天笠選手はガードを固めて前屈み。せっかくのアドバンテージを自ら消してしまった。

競技は違うけれど、K-1で活躍したセーム・シュルトのように、後ろ重心気味に背筋を立て、前腕を下げる構えであったなら、もっと効果的なプレッシャーを与えられたのではないのかなと。

20cm近い身長差のある相手が、壁のようにそり立ちジャブを突いてくる。リゴンドーにどんなに技術があっても、天笠選手のプレッシャーに下がらされたと思う。

“相打ち上等!”の覚悟があったのなら、う~ん、もうちょっと違う戦い方を見せてほしかった。ああいう、技術勝負の試合をしたら負けるに決まっているのだから。

とはいえ、天笠選手は才能あるボクサーだから、記念挑戦で満足せずに、世界王者を目指してまだまだ頑張ってもらいたい。


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