内山高志と三浦隆司、強いのはどっち?
2015.05.12
カテゴリー:格闘技の話題
2015年5月、内山高志と三浦隆司、両スーパーフェザー級チャンピオンがそれぞれ強い勝ち方をして、俄然、ふたりの統一戦が見たくなった。
ならばもしふたりが戦ったらどちらが勝つのだろうか?
間違いなくどちらのチャンピオンも強い。どちらも圧倒的な強打を誇るし、勝負度胸も素晴らしい。
個別に見ればスピードとディフェンスに優れるのは内山選手、突進力(脚力)と打たれ強さは三浦選手、という見方ができる。
また、両者の相性は、内山選手よりも三浦選手のほうに分があると思う。
内山選手はグッと頭を下げてクラウチングに構える選手を苦手とする傾向にあり、さらに打たれ弱いため、頭を突き出し強打を振るう三浦選手はかなり苦手なタイプといえる。
さらに三浦選手が凄いのは、あれだけ強い左ストレートを誇るにも関わらず、パンチ自体は非常にコンパクトであること。振りが小さいために出所がわかりにくく、力を逃すこと無く相手に伝えられる。さらに骨格の太さゆえに脇を開けたオーバーハンドも得意としていて、それが脇を絞ったパンチと同レベルの強さがある。
しかし、三浦選手との対戦後、内山選手のディフェンス力が一段と向上したように見える。ストッピングやパーリングは拳法の達人レベルに達しているし、スウェーのタイミングも素晴らしい。また、サークリングやインバックのステップも一級品。ブロッキングに頼らずに構築されたディフェンス技術は相当なレベルだ。
今現在の内山選手ならば、三浦選手に何もさせずに完封勝利、なんてこともあり得る。
内山選手が勝負に徹し、判定上等のボクシングを展開すれば競り勝つ可能性が高く、早い回から一気に勝負に出ることができればKOで三浦選手、というのがわたしの見立て。
三浦選手が有利だとは思うけれど、6:4どころか5.2:4.8ぐらいの差しかないと思う。内山選手には三浦選手とのケジメを付けてから、海外へと羽ばたいて欲しい。
両者の対戦は考えただけでもワクワクする。
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