山中慎介、神の左でKO防衛。その強さの秘密とは!?

2014.04.25

カテゴリー:格闘技の話題

WBC世界バンタム級チャンピオンの山中慎介選手が、ベルギーのシュテファーヌ・ジャモエ選手を左ボディーストレートでKOに沈め、見事防衛数を6回に伸ばした。

左ばかりが注目されているけど、実際は右利きのサウスポーの利点を活かした右のジャブが強いのかなと。最後のKOパンチも、相手を右の捨てパンチで引っ掛かけて、ハイガードになったところに空手の正拳突き一発。絵に描いたような見事な攻撃だった。

それと、反則を一度取られたけど、腕によるプッシングは作戦だったのだろうか? ボクシングでは肩を入れて相手を押すプッシングが普通で、腕で押すプッシングはキックボクシングやムエタイの高等ディフェンステクニックだ。

もし山中選手が、老獪にも反則スレスレの腕によるプッシングを意識してやっているのなら、これはもう相手にとっては脅威だ。

腕でプッシングすれば、容易にワンツーの間合いを作ることができる。体勢を崩されたところにあの左はキツイ。

それに、普通は右利きのサウスポーというと、KO率が低いものなんだけど、あれだけ利き腕とは逆の左でKOを量産できるのは、なにか打ち方にコツというか秘訣があるのだろうか?

山中選手はフィジカルに優れたものがあるけど、それだけが理由なのかなあ・・・・・・。

戦績を見ると、2009年から急激にKO勝利が増えている。というよりも、判定となったのはビック・ダルチニアン戦だけだから、これは驚異的な数字なのだ。世界6回防衛よりも価値がある。

弱点らしい弱点がいまのところないから、山中選手はまだまだ防衛を重ねていくことはほぼ確実。個人的には防衛回数よりも統一王者を目指してほしい。

そして、できれば早めに一階級上げてくれないだろうか? 今のスーパーバンタム級はレベルが凄い。ボクシングファンとして、リゴンドウやサンタ・クルスとの試合が非常に見たいのだ。


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