将来、ホルムズ海峡で活躍するかも!? 機雷掃海艦はちじょう

2015.10.01

カテゴリー:ただの日記

なんだかたまに、思い出したように国会で議論されるホルムズ海峡の機雷掃海の話題。ペルシャ湾のちょうど出口にあるから、中東から石油を満載したタンカーなどがよく通る場所だ。

さて、この場所はイランとアラブ首長国連邦に挟まれた海峡で、大型タンカーが航行できるのはほんの狭い範囲。したがって、その航路に機雷を設置されてしまったら、まあ、十中八九、タンカーは機雷の餌食となる。

タンカーが轟沈してしまえば、船や人の命を失っただけでは済まず、地球レベルの大汚染へと繋がってしまう。だから集団的自衛権がどうだ、それは宣戦布告に等しい行為だと言われても、はっきり言ってそんなもんをこの海峡に沈めたほうが悪いんだから、除去して安全に貢献した側が文句を言われる筋合いのものではない。

それに過去にはゲリラも多く発生した海峡なのだから、実は機雷掃海以外にも本当はやらなきゃいけないことがたくさんある。現状、それを無視し続けているんだから大問題であり、集団的にも個別的にも自衛権を行使しなければいけない状況がたくさんあるんだと思う。

国は税金を徴収する代わりに国民の命と財産を守る義務を負っているのだから、なんとかしてほしいもの。野党は現実として起こりうることを直視して、建設的な議論をしていただきたい。

さて、なぜこんな駄文を書いたかというと、機雷掃海艦はちじょうを撮影したからなのだ。

まったく編集もしていない、ただ、はちじょうが海上を走る姿を撮影しただけなので悪しからず。

この船には上記した様々な責任が背負わされているにも関わらず、船体は非常に小さい。とはいえ、世界最大級の木造船で、機雷に反応しないようにあえて木造にしているんだそう。

こんな船、仮に機雷に触れれば一瞬で木っ端微塵だし、ゲリラに襲われれば死傷者が続出することは確実。乗組員の海上自衛隊の皆さんははそういう覚悟を持ってこの船に乗り、そして国際貢献をしているわけなのだ。

世界最高の掃海技術を持つ彼らの活躍は、本来なら喜ばしいことだと自分は思うのだけれど。ホルムズ海峡云々、野党は国会議員であるという自覚が足らなすぎる。


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