チャーハン考察
2015.08.19
カテゴリー:食べ物関係
チャーハン、自宅でも作るし、外でもよく食べる。基本的に米人間である日本人から、おそらくもっとも愛されている中華料理だろう。
さて最近、ちょい高級な中華屋でチャーハンを食べた時に感じた違和感。おいしいけれどちょっと物足りない。どうしてだか。
なぜなのか・・・・・・物足りなかった理由を考えていたら、ひとつの結論にたどり着いてしまった。
「味の素が足りないんだ!!!」
そう自分にとってチャーハンのチャーハンたるゆえんは味の素であり、実はチャーハンの命と言われるパラパラ感はあまり求めていなかった。
自分はパラパラが食べたいわけではなく、純然たる東洋人の味覚を強烈に刺激するグルタミン酸をただただ単純に欲していたのだ。
だから、プライドの高い中華屋は味の素を隠し味程度にしか入れないから、どこかよそよそしく、上品すぎてしまっていまいち口に合わなかった。そういうチャーハンが食べたいんじゃないんだ、オレは。
その点街の中華屋のチャーハンは豪快にも味の素中心の味付けであり、それこそ家庭や高級中華だったらちょっと考えられないほどの量が投入されているんですよ、ありゃ。
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例えば、我が街のとある中華屋のニンニクチャーハン。
低温の油でじっくりと揚げられた香りよいニンニクの風味と、味付けは味の素をメインに少量のその他の調味料。
この店はカウンターのオープンキッチンとなっているから調理風景がよく見えるのだけれど、一人前のチャーハンにティースプーン山盛り一杯の味の素が投入されている。
家庭でそんな量を入れたらクドくてとても食べられたもんじゃないけれど、そこは街の中華屋の親父の腕の見せどころ、旨味だけを前面に出してクドさを見事に吹き飛ばしている。
中華料理は、大概が高級中華のほうがうまいことは確か。しかし、チャーハンだけは街の中華屋が勝っている、そう思うのはわたしだけだろうか。
味の素の効いたチャーハンこそがナンバーワンなのだ。