2015年FIFA女子ワールドカップ カナダ大会、前回のディフェンディングチャンピオンである佐々木則夫監督率いるなでしこジャパンは決して前評判が高くなかった。
決勝トーナメントには行くだろうけれど優勝は無理、予選リーグの突破は厳しい、前回とほぼ同じ選手だから戦術は筒抜け、云々。しかし前評判を覆してあれよあれよと決勝進出を決めてしまった。
いや、こりゃ、すごい! 男子などは前評判は高かったものの、一度も勝てずにブラジルを去るしかなかったのに対して、なでしこたちは劇的な勝利を重ね続け、前評判を完全にないものにしてしまった。
なんだかんだこの強さは、なんなんだろうか? 今回のイングランド戦も含めてすべてのチームに最小失点差の一点でゲームを物にしている。強いんだか弱いんだか、彼女たちは本当によくわからない。
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しかしそれでも、見る者の心を揺さぶる素晴らしい試合を続けている。
今回の試合だって、明らかなシュミレーションなのにFWの大儀見優季がファウルを取られてしまい失点したうえに、後半はほぼ一方的なイングランドペース。最後の最後に相手のオウンゴールで勝つという、事実は小説よりも奇なりな結末。佐々木“スピルバーグ”則夫監督とはよく言ったもの。
さて、決勝のアメリカ戦。まあ、順当にいったらアメリカの勝利はかたい。技術体格走力精神、どれを取ってもアメリカは圧倒的だ。小手先の奇策が通じる相手ではない。贔屓目に見ても勝てる可能性はかなり少ない。
ちなみに過去の対戦成績は30試合1勝23敗6分。つまり勝率は30分の1しかない。
ただもう、ここまで来たんだから文句なし。後は30回やって1回勝てるかどうかの運を、大一番に持ってこれるかどうか。諦めることを知らない彼女たちなら、その運を手繰り寄せる可能性がないわけではない。
個人的には、女子サッカー世界一のアメリカと真っ向勝負をしてくれたなら、それでいい。勝っても負けても。なでしこたちにはシュミレーション行為なんかは絶対にやってほしくないのだ。
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最後に、なんだかんだといえばこちらのナンバー、藤井隆の「ナンダカンダ」。
おっ、「そんなのかんけーねー」もやってるじゃない!? 藤井隆はこの時、何を目指していたんだろうか? なんでこの歌をリリースしたのだろう? 謎なのである。
とにかく、なでしこにはなんだかんだで優勝して欲しいのだ。30回に1回の確率・・・・・・ゼロじゃないんだから可能性はある!