Maioka FC 仕掛け図絵巻釣りの仕掛けのわかりやすい解説図を収録!

ウキ釣り仕掛け

環付きウキの遊動仕掛け図

環付きウキの遊動仕掛け図

環付きウキの遊動仕掛け図解説

最適な竿 磯竿1~2号程度、長さは5m以上のものが扱いやすく、メーカーによりバラつくものの5.3mに長さ設定されているものが多い
ダイワ「インプレッサ 磯 1号-53」は感度に優れパワーも十分
最適なリール LBDスピニングリールもしくは小型スピニングリール(ナイロン2号が150m程度巻けるもの)
ダイワ「トライソ 2500LBD」LBD入門モデルで扱いやすい!
アイテム 【ウキ関連】環付きウキ各種(場合によっては1号ぐらいまで揃えておくと便利)、ウキ止め糸、ウキストッパー(潮受けウキゴムもOK)、シモリ玉、極小ヨリモドシ
【オモリ】小さめのガン玉(G3~G1、B程度)数個
【糸関連】道糸・ナイロン2号、ハリス・フロロカーボン1~1.5号
【ハリ】チヌバリ、グレバリなど狙う魚によりチョイス
【付けエサ】オキアミ
【コマセ】板オキアミ、配合エサなど
ダイワのソロバン型環付きウキ「発泡ソロバン」繊細過ぎない設計だから初心者からベテランまで使いやすい!
解説 環付きウキの遊動仕掛けは、環付きウキを専用のスナップ付きサルカンで接続するため、ウキの交換が道糸を切らずにワンタッチで行えることが最大のメリットだ。深場狙いや強い波っ気といったシチュエーションなら大きなウキと重めのオモリの仕掛けが釣りやすいし、逆に食い渋り時や港内といった場合ならウキは小さくオモリも軽くしたほうがよい。そういった様々なシチュエーションに対して、ウキを瞬時に交換することで対応できるのが環付きウキのいいところ。ウキフカセ師のなかには、環付きウキをメインにしている人も多い。
また、環付きウキは、円錐ウキよりも波乗り性能が高いものが多く、潮の流れに乗せやすいから仕掛けを沖まで流すことが容易で、ウキトップが付いているタイプも多いため高い視認性を確保しやすい。上の仕掛け図では単なるウキストッパーであるが、潮受けウキゴムを併用すればより波乗り性能はさらに向上する。
さらに、深場を狙い糸落ちを重視する場合は、環付きウキ専用のスナップ付きサルカンよりも、通常のスナップ付きサルカンのほうがよく、サッと仕掛けが狙いのタナまで落ちてくれる。エサトリを一気に突破したいときにも、通常のスナップ付きサルカンが向く。通常のスナップ付きサルカンを使う場合は、シモリ玉をスナップ付きサルカンとウキストッパーの間に入れ、サルカンの穴がストッパーに引っかからないようにする。

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さて、環付きウキの誘導仕掛けの組み方は、シモリ玉→専用スナップ付きサルカン→ウキストッパーの順で道糸に通してヨリモドシを結び、ヨリモドシの反対側にハリスを結ぶ。後はウキ止め糸を道糸に結び、環付きウキをスナップに接続し、環付きウキのサイズに応じたガン玉を付ければ完成だ。
1号オモリが背負える環付きウキを使う場合は、ウキストッパーの後に0.5号の中通しオモリを通し、後はハリスに付けるガン玉で調整したほうがいい。ハリスにガン玉を段打ちすることで、仕掛け全体が立ちやすく、魚のアタリをウキに伝えやすくなる。もちろんケースバイケースだから、ガン玉を段打ちすることでアタリが出ないようなら、道糸にだけオモリを付けるなど工夫をしてみるのも手。
ハリスの長さは1~1.5ヒロ程度が扱いやすいが、2ヒロぐらいまでは普通に取る。ハリスを長く取れば、その分扱いも難しくなるので、そこは腕前に応じて設定すると良い。

環付きウキは、円錐ウキに比べれば種類があまりないので、一種類をサイズ豊富に揃えるとよいかも。また最近は、釣研の「全遊動スナップ」といった環付きウキ専用スナップ付きサルカンも販売されており、これは全遊動仕掛けに最適なゆっくりとスムーズな糸落ちを実現した高性能スナップ付きサルカンだ。

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