ズボ釣りとは、関西地方で盛んな堤防釣りのひとつで、堤防際に竿をズラリと並べ足下の魚を狙う釣り方。特に大阪湾では人気の高い釣り。
文字にすると簡単そうであるがなかなか奥の深い釣りで、ただ竿を並べて魚のアタリを待つのではなく、竿によって仕掛けのタナを変えることで魚がいる層をそれぞれ釣り分け、エビ撒き釣りで使われる底撒きカゴを使用し活きエビなどをコマセにしてポイントを作る。したがって、付けエサもコマセに合わせることになる。
ズボ釣り専用の竿受けは市販されていないため、釣り人が筏用の竿受けを改造して自作するのが一般的であり、竿は多く出すほど有利になるため、手持ちのタックル量も重要(多い人だと5本以上も竿を出すこともある)。また、時合となればアタリが頻発することもあり、その場合はかなり忙しい釣りにもなる。釣り人の工夫や経済力、集中力や手返しの良さなどが重要であり、けっしてイージーな釣りではない。むしろ非常に合理的な釣りだと言える。
休日など釣り場に人が多い場合は、竿数を絞るのがマナーなのでご注意を。ズボ釣りのさらなる詳細は以下のサイトに詳しいので、そちらを参照のこと。