「うっっ、家系ラーメンが食べたい・・・・・・」
と、どうしようもなく横浜家系ラーメンが食べたくなってしまい、駆け込んだのが芝大門の「福気」。厳密には横浜家系ではないけれど、近い味わいの豚骨醤油ラーメンが楽しめるのだ。
この店は朝の4時まで営業しているから、家系クライシスが発症すると、駆け込み寺のごとく利用している。深夜営業、嬉しい限りなのだ。
券売機でラーメン、700円を購入。麺の茹で加減は硬めでお願い。
相変わらず超シンプルな見た目。スープは豚骨醤油のなかでもあっさり系、具はチャーシュー、ホウレンソウ、ネギだけという飾り気のなさ。
まずはスープから、飲みやすくスイスイと進むけれど、醤油が立った味でもなければ豚骨の香りも抑え目。万人受けしそうな味といえるけれど、これは横浜家系ではなく豚骨醤油ラーメン。
けっして慣れ親しんだ家系直系店の味とは比べてはダメ。あくまで駆け込み寺、営業時間の長さも含めて、ただおいしいだけがラーメン店のよさではないのだ。
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麺はこのとおり、中太短めチョイ縮れの麺。硬めが合う。
この麺はうまいっす。ただ、麺の強さに対して少々スープが弱く感じる。この麺を使うのなら、もう少し味を濃く醤油をきかすかスープの濃度を上げるか、そういった配慮が欲しくなるところ。
それに具のどれもが弱い。麺が際立っている分、もっと具にも配慮が必要。
ま、物足りない部分も多いけれど、かといってこの店が悪いというわけではない。 福気は朝10:00から翌朝4:00までぶっ通しで営業してくれるありがたさがあるのだ。
味だけですべてを判断してしまうのは、やっぱりよくないのだ。